光通信市場認識は2013-2015年で大きな変化見られず
OPTCOM編集部は2015年12月、光通信関連企業から110社を抽出し、市場動向を探るアンケート調査を行った。その結果、回答者が関わる2015年の光通信市場全体を「伸びた」とする見方が、2014年の約45%から2015年は41%に減少していることが分かった。しかし、横ばいと見る認識を加えると光通信市場は2014年、2015年とも安定推移していると捉えられている。
前年の調査との比較では、市場を「横ばい」と見ている回答者は、前回(35.7%)よりも増加している(38.6%)。一方、市場が「落ち込んだ」と感じている回答者は、前回(19.0%)と今回(20.5%)との差は小さい。前々年(17.5%)の調査と比較すると市場トレンドとしては、わずかながら改善が進んでいる。ただ、回答者の好況予測、安定予測と比較すると、実際の業績は期待感からの乖離がかなり大きいことが分かる。
2013年〜2015年と比較的に好調に推移した光通信市場だが、この成長トレンドは今後も続くのか。回答者は、前年の予測と同様、極めて楽観的に市場を捉えており、回答者の約96%が市場は安定推移すると見ており、約68%は好況が続くと見ている。
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