年3万㌧増産の新設備は今秋フル稼働
ENEOS NUCの岩崎努代表取締役社長は本紙のインタビューに応じ、社長就任後の2年間を「全社一丸となり、設備の信頼性と組織力を向上に一定の成果を得た」と振り返った。また、24年秋にフル稼働予定の新設備については、「汎用品から付加価値の高い電線被覆材へシフトして収益性を向上させる」と期待した。同社は、超高圧・高圧分野で中国市場をターゲットとしているが、チャイナリスクから、インド、中東、欧州への販路拡大にも取り組んでいる。人材面にも注力し、「従業員の定着や高齢化対策」を課題に挙げる岩崎社長に、研究・開発のテーマや新設備への思いを聞いた。
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