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2024年2月26日

大手電線メーカー4社23FY3Q業績


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増収増益2社、減収減益2社/住友電工は過去最高の業績へ

大手電線メーカー4社の23年度第3四半期業績が出揃った。サプライチェーンの改善に伴う自動車生産の回復による追い風やデータセンター向けなど情報通信関連の投資抑制は、上半期決算時と同様に各社の業績に大きな影響を与えているが、特に自動車関連事業はさらに好調となっている。為替によるプラス影響や、再エネ関連など堅調な電力インフラ需要もあいまって、住友電工は通期でも過去最高の業績となる見通し。


海光電業「24年度の事業戦略」

物価上昇や物不足への対応、創立75周年事業など

大手電線総合商社である海光電業の神山欣也代表取締役社長は、「更なる飛躍と変革…新たな社会に向けて」をテーマに、24年度の事業戦略を打ち出した。売上高500億円を目標に、10戦略事項を基本方針とした。中期3カ年計画の目標売上高400億円は既に達成し、23年度も売上高457億円(前年度比2.8%増)と成長を続けているが、同社の神山欣也社長は物流費やエネルギー費などの上昇分の値戻しにも注力し、目標達成を目指す。


タツタ電線、電線・ケーブルのブランドを統合

グループの営業・販売機能を集約

タツタ電線は20日、4月製造分から、電線・ケーブル事業において、グループ子会社のタツタ立井電線および中国電線工業の製品ブランドを、タツタ電線の製品ブランドに統合すると発表した。


23年度上期絶縁電線/電線工業会調べ

海外生産23万㌧(2.3%増)/自動車用で地産地消が進展

23年度上期の海外現地法人による絶縁電線総出荷量は、23万240㌧で前年同期比2.3%の増加で続伸した。出荷量は国内向け・現地向けとも増加し、品種別では輸送用が躍進した。また金額は銅価高により2桁の大幅増となった。


三州電線、愛知ブランド企業に

電線業界では初の認定

愛知県では、県内の優れたものづくり企業を「愛知ブランド企業」として毎年認定している。今年は14社が認定書を授与され、同ブランド認定を受けた企業は今年で総計414社にのぼる。電線業界で同ブランド認定を受けたのは、今回の三洲電線が初。同社の優れた線材加工技術とマーケットインの迅速さがコアコンピタンスとして高く評価された。


住友電工、141kmの電力ケーブルを納入

青森県「グリーンパワー深浦風力発電所」向け

住友電工は14日、青森県西津軽郡深浦町の「グリーンパワー深浦風力発電所」向けに、地中送電線の提供と、変電機器の設計・製造を行なった。変電機器に高調波フィルタを設置し、共振現象による機器などの過熱を抑制した。

詳細は記事提供先(技術動画サイトExpoX)へ


オーナンバ新中計「PROGRESS 2026」発表

26年度の目標売上高は500億円

オーナンバ(本社・大阪市東成区)は、13日に大阪取引所で開かれた記者会見において、24~26年度の新中期経営計画「PROGRESS 2026」を発表した。26年度目標として、売上高500億円(23年度比12%増)、営業利益35億円(同42%増)を目指す。

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