自動車事業の黒字化が課題
フジクラの岡田直樹取締役社長CEOは本紙のインタビューに応じ、23年度上期の事業を「巣ごもり需要や円安基調だった22年度ほどではないが、当初の計画より上振れし、とても好調に推移した」と振り返った。24年度は、DC市場向けに光ファイバや冷却デバイスに注力し、特に同社が得意とする光ファイバについては、普及率が60%程度にとどまっている欧米市場も視野に入れる。継続的な新製品と新事業の創出に向けて、精力的に研究開発に力を入れる岡田CEOに、SWR・WTC、高温超電導線材、ミリ波モジュール、液冷式ケーブル・コネクタなどの新展開を聞いた。
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