トップインタビュー/正電成和 神子通康社長
古河電工と連携して海外展開に注力
1950年に逓信省の裸線路用品事業から独立した正電社と成和技研が合併し、19年に誕生した正電成和。昨年11月に創立100周年を迎えた。合併により、ケーブル接続と光ファイバ接続の分野が統合したことで、新技術・新製品の開発で相乗効果を発揮している。国内では主にNTT向けに注力しているが、今後は古河電工と連携を進め、海外展開も行うという。まずは、光ケーブルの製造・販売を手がけるOFS社(アメリカ)・FEL社(ブラジル)との連携を強化する、と語る神子通康代表取締役社長に、注力製品や人手不足や人材育成への取り組みなどを聞いた。
半導体供給が改善も、自動車分野など堅調
中堅電線メーカー6社の23年度第2四半期業績(一部2月期あるいは暦年第3四半期)が出揃った。その内訳は、増収増益3社、増収損失1社、減収減益2社となった。半導体などの部品供給が改善し、自動車分野を中心に需要が堅調で、自動車メーカーの在庫調整も進捗した。多くのメーカーが継続的に製品価格の改定に取り組んでおり、為替や銅価格の変動がプラス要因となっている面もある。
自動車9千㌧、8カ月連続増
日本電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の23年9月分実績および10月分推定によれば、9月分実績は合計5万2千767㌧(前年同月比6・6%減)で2カ月連続減となった。部門別では8月実績と同様に、通信、自動車の2部門のみプラスとなった。金額でみると、再び130万円台へ向かう銅建値の影響を受け、1千428億1千300万円(同7・3%増)となった。
コンセプトムービー「石山蓮華と同世代トーク」を公開
日本電線工業会は17日、住友電工、住電HSTケーブル、タツタ電線、フジクラ、冨士電線、古河電工の会員各社から選抜された若手社員6人と、電線アンバサダーの石山蓮華さんが対談する、コンセプトムービー「石山蓮華と同世代トーク」を公開した。
わずか1日で動作プランの自動生成を実現
矢崎総業とNECは9日、ワイヤーハーネス製造において、複数台ロボットの動作プランをAIで自動生成する実証実験を実施したと発表した。ワイヤーハーネスの複数品種製造に対応し、複数台ロボットの動作プランを自動生成するソリューションの本格活用は、国内初となる。
測定周波数28GHzで12.8W/mmの最大出力密度を達成
住友電工は17日、従来比2倍、世界最高の出力密度を実現した窒化ガリウムトランジスタ(GaN HEMT)を開発したと発表した。
他社ロボット同士の連繋動態デモなどを紹介
電線製造機械メーカー・ロボットSIerのHCIは、29日から東京ビッグサイトで開催される2023国際ロボット展に出展し、「HCIの~人とロボットの共存社会の構築~」をテーマにロボットシステム(RS)各種および他社ロボット同士の連繋動態デモなどを紹介する。