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2023年11月13日

大手電線4社23FY2Q業績 自動車は回復も情報通信は低調


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増収増益1社、減収3社/住友電工とSWCCが過去最高益

電線大手電線メーカー4社の23年度第3四半期業績が出揃った。銅価の上昇、円安の影響もある中、増収は住友電工1社のみだった。データセンターなど情報通信関連の需要が減退しており、その影響を大きく受けた古河電工とフジクラは減収減益となった。一方で、サプライチェーンの改善による自動車生産の回復が追い風となり、住友電工は増収増益となり、SWCCは減収だったものの過去最高益となった。


古河電工 24年3月期第2四半期連結業績

営業損益92億円の悪化/通期予想は下方修正

古河電工の24年3月期第2四半期連結業績は、売上高5千31億1千100万円(同4.1%減)、営業損失46億1千200万円(同92億円悪化)、経常損失36億1千600万円(同157億円悪化)、当期純損失41億4千600万円(同105億円悪化)で減収損失となった。


深瀬商事 「第10回 国際プラスチックフェア」に出展

マイクロディア社など6社の製品を展示

深瀬商事は、11月28日~12月2日の5日間、千葉県の幕張メッセで開催される日本最大級のものづくり専門展「第10回 国際プラスチックフェア」(IPF Japan 2023)に出展する。マイクロディア社の高精度無調芯クロスヘッド「アバンティス」シリーズや、FMS社のロードセル(張力計)などを展示する予定。


フジクラ 24年3月期第2四半期連結業績

売上1.8%減、営業益12.7%減/DC、FTTx向けが減速

フジクラの24年3月期第2四半期の連結業績は、売上高3千919億3千400万円(前年同期比1.8%減)、営業利益307億7千800万円(同12.7%減)、経常利益342億400万円(同11.2%減)、当期純利益251億8千400万円(同20.8%減)となった。


日本伸銅協会「23年10月期 正副会長会見」開催

「EV、再エネの市場を捉える」宮崎庄司会長語る

日本伸銅協会(伸銅協会)は、10月27日、正副会長記者会見を開催した。会場となった伸銅協会(東京都台東区)には、宮崎庄司会長(神戸製鋼所執行役員、素形材事業部門長)、鬼王孝志副会長(DOWAメタルテック代表取締役社長)、中嶋孝興副会長(キッツメタルワークス代表取締役社長)、田口昌利副会長(KMCT代表取締役社長)、桑山広司日本伸銅協会専務理事が出席した。


古河産業 輸送ドローンの実証実験

輸送時間を約6分に短縮

古河産業は10月11日、DroneWorkSystem、環境省およびトヤマ電話工事と、中部山岳国立公園立山室堂地区における無人航空機での資機材輸送工法検証を実施した。従来は人が歩いた場合、往復で30分~1時間ほど掛かっていたが、今回の実証実験で1往復約6分と短縮された。

詳細は記事提供先(技術動画サイトExpoX)へ


三陽電工 「サンサーモ」コネクタ仕様を発売

多点温度測定を低コストで実現

三陽電工は1日、多点温度センサー「サンサーモ」のセンサー部分をコネクタ仕様とした製品の発売を発表した。顧客の声をもとに、センサー部分をコネクタ仕様としたもので、従来は被覆に覆われていたセンサーを、対象物に接触させ測定することが可能となった。

詳細は記事提供先(技術動画サイトExpoX)へ




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