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2023年8月28日

大手電線4社23FY1Q業績


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自動車向け需要が回復傾向 北米・情報通信市場は低調

大手電線メーカー4社の23年度第1四半期業績が出揃った。自動車生産の回復が追い風となり2社が増収となったが、その回復も完全ではなく、また北米の情報通信市場の低調もあり、2社が減収となった。利益面では、人件費、燃料費、物流費などの高騰が足枷となっており、売上高で過去最高となった住友電工も、営業利益はわずかに減益となった。


トップインタビュー SAMP(ペロウドGM、ハイノネン会長、チェリアCEO)

新体制でワンストップカンパニーへ フレキシビリティを強みに

イタリア・SAMP社は電線製造用総合機械メーカーとして世界的に事業展開してきたが、21年10月より新資本の下でリスタートした。旧SAMPから新体制への移行は、経営陣の刷新と大きな事業構造の変革を伴うこととなり、大型撚線機事業を取得したことで、ワンストップカンパニーを目指す体制が整った。新経営陣の事業運営はどこに向かうのか。新SAMPグループのジューニ・ハイノネン会長、テオドロ・チェリアCEO、SAMP中国(常州)のドミニク・ペロウドGMに話を伺った。


日本電線工業会 主要7部門出荷

建設・電販2.5万㌧、4%増 7月分推定5.2万㌧(1.8%増)見込み

日本電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の23年6月分実績および7月分推定によれば、6月分実績は合計5万3千974㌧(前年同月比2.4%減)で、再びマイナスに転じた。部門別では、電力、自動車、建設・電販の3部門がプラスとなった。金額でみると、1千374億200万円(同9.5%増)となり、120万円台で推移した銅建値の影響を受けた。


古河電工 高電圧ジャンクションボックス

いすゞ自動車のBEV「トラックELF EV」に採用

古河電工は23日、車載配電部品事業で培った技術で小型化を実現した、変換ボックス、高電圧ジャンクションボックスを、いすゞ自動車のBEV(バッテリー式電気自動車)トラック「ELF EV」用に納入したと発表した。


トップインタビュー 日本伸銅協会 宮崎庄司会長

銅原料のマテリアルフローを調査 銅スクラップ再利用で低炭素化

今年5月に日本伸銅協会の新会長に就任した宮崎庄司氏(神戸製鋼所 執行役員・素形材事業部門長)は、23年上期の伸銅品の市場について、「半導体不足の解消と自動車生産台数の回復により、在庫消化後に回復する。また、スマホ関連は新機種立ち上げに期待する」と語った。


ヒロセ電機 DF40Tシリーズ開発

自動運転の進化などの車載スペックに対応

ヒロセ電機は10日、車載スペック対応の基板対基板コネクタ「DF40T」シリーズに、フローティング機能付きのプラグを開発したと発表した。

詳細は記事提供先(技術動画サイトExpoX)へ


キーエンス WS-1000シリーズを発表

6GHzメッシュ無線を搭載し、通信経路を冗長化

キーエンスは7月24日、産業用の6GHzのFAワイヤレスシステム「WS-1000シリーズ」を発表した。高所配線工事のコスト、レイアウト変更による配線引き直し、設備停止時間など、有線システムの課題を解消する。

詳細は記事提供先(技術動画サイトExpoX)へ




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