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2023年1月2・9日

トップインタビュー 日本電線工業会 伊藤雅彦 会長


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30年度CO2排出量37.4%減 中堅中小企業の経営基盤強化支援 最重要課題は製造現場での人材確保

日本電線工業会の伊藤雅彦会長(フジクラ会長)は、新年合同取材のなかで重要課題について、「環境問題への対応、中堅中小企業の経営基盤強化支援、グローバル化への対応、商慣習の改善」の4項目を挙げた。環境問題への対応として、カーボンニュートラル達成への進捗状況は「30年度は13年度比で37・4%削減を目標としている。直近21年度の削減量は67・1万㌧で13年度比で30%減となった。また、省エネ、創エネ、効エネという3つの施策を基本とし、モノづくりメーカーとして、まずは省エネに注力すべき」と語った。


インタビュー新社長に聞く 三ッ星 青木邦博社長

生産性向上とコストダウンで利益率向上 高機能樹脂分野にも注力

創業から100年を越える歴史を持つ三ッ星(本社・大阪府大阪市)は、老舗電線メーカーだ。投資家による経営交代を経て、新社長に就任した青木邦博氏は、電線業界では珍しい、DICの中国法人代表の経験を持つ経営者だ。樹脂系素材業界での経験を生かし、電線だけにこだわらず新しいジャンルへの進出で建て直しを図る。「電線は古くからあり、なくてはならないものだ。技術的には最先端と認識している」と語る青木新社長に、現在の経営状態をはじめ、今後の経営戦略から注力するセグメント、新規参入業種まで、様々な戦略をうかがった。


JX金属 タツタ電線を完全子会社へ

280億円でTOB

ENEOSホールディングス傘下のJX金属は、12月21日開催の取締役会において、完全子会社化を目的として、タツタ電線の普通株式の公開買い付けの実施を決議した。一方、タツタ電線も、同日開催の取締役会において、この公開買い付けに賛同する意見を表明することを決議した。買収額は約280億円となる見通し。公開買い付けは、各国競争法上の条件がクリアされ次第、開始される予定となっている。


HCI TEST FACTORY開設

大型ロボットのテスト拠点

電線製造機械とロボットSIerの両事業を展開するHCIは昨年12月、本社のある大阪府泉大津市に、「TEST FACTORY」(TF)を開設した。


日本電線工業会主要7部門出荷 10月分総計5.4万㌧、3.1%減

自動車17%増、3カ月連続増 11月分総計5.6万㌧(3.8%減)見込み

日本電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の10月分実績および11月分推定によれば、10月分実績の総計は5万3千575㌧(前年同月比3・1%減)となり、3カ月振りにマイナスに転じた。14カ月連続で減少となった通信や2桁減となった電力など5部門が減少し、自動車は大幅増、電気機械は微増となった。




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