バックナンバー
2022年12月12日

主要7部門出荷 電線工業会調べ 22年度上期総計31万㌧


電線新聞定期購読

ご購入はこちら

建設・電販1.4%増、自動車1.4%減 出荷金額総計7千34億円(15%増)

4~9月の銅電線出荷総計は30万5千650㌧(前年同期比0・1%増)となり、出荷金額は円安の影響から7千33億9千100万円(同15・2%増)の大幅増となった。出荷量は建設・電販のみプラス、出荷金額は通信のマイナスとなった。自動車は同1・4%減となったが、生産台数回復の兆しがある。また、ある電線メーカーからは、国内生産に特化していることで供給が安定し、シェアが増えたという声が挙がった。


トップインタビュー  大電 豊福真一社長

FA・ロボット向け増産へ 価格適正化にも注力

大電(本社・福岡県久留米市)は、電線・ケーブル、ネットワーク機器、油圧機器およびその関連製品を扱う会社だ。就任二年目を迎えた豊福真一社長は「今期見通しは、前年度から微々たる増収減益となりそうだ。原材料費の高騰などを受けて、適正な価格転嫁を継続していきたい。FA・ロボットケーブル事業は、昨年初めて電線事業の売上高を上回った。半導体不足などの問題はあるものの、今後はさらなる市場成長が期待できる。さらなる増産態勢を整えるべく中原工場への投資を継続、また同時に研究開発の底上げにも取り組んでいきたい」と語った。


電線メーカー工場訪問レビュー 大電・中原工場

主力のFA・ロボットケーブルを生産 無柱設計とDX化で高効率目指す

大電の中原(なかばる)工場は昨年操業開始(20年8月竣工)した新工場だが、紛れもなく同社の戦略拠点と言える。同社の事業ポーションは、現在4割強がFA・ロボットケーブルのセグメントであり、昨年初めて電線セグメントを上回った。世界的にFA・ロボット市場が拡大するなか、同社における中原工場は、久留米事業所に次ぐ生産拠点ではあるが、さらなる増産と生産効率の追求を図る実験的要素が随所に散りばめられている。


通信機器出荷 CIAJ調べ  9月生産349億円、0.5%増

輸出373億円、4カ月連続増 有線ネットワーク関連8.9%増

情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)がまとめた通信機器の国内受注・生産実績によると、22年度9月分の生産実績は348億8千400万円(前年同月比0・5%減)となり、2カ月ぶりに減少となった。また、4月~9月の累計は1千620億7千700万円(前年同期比8・6%減)となった。


全電線23春闘

一時金要求年5カ月 賃上げ案6千円以上

全電線(佐藤裕二・中央執行委員長)は8日、「2023年春闘シンポジウム」をAP浜松町会議室会場(東京都・港区)で開催した。全国39単組の執行委員111人の参加(Web出席含む)のもと、23年春季闘争方針について論議した。




最新号案内 | 次号案内 | バックナンバー | 定期購読とご購入

Copyright(C) ktc-densen.com All rights reserved.