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2022年10月10日

注目集める雷害対策


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ICT社会に深刻な被害 被害件数は年々増加

近年、深刻な自然災害が各地で頻発するに伴って、電線業界を含む産業界において、災害対策品を取り扱うメーカー・商社が増えている。中でも温暖化の影響から、台風や豪雨による水害・土砂害・雷害が増え、電気・電子機器が、落雷で運用停止してしまうケースが年々増加している。今後ますます重要になってくる雷害に対する対策を紹介する。


トップインタビュー SFCC 川瀬幸雄社長SFCC 川瀬幸雄社長

新生SFCC3つの施策を策定 26年度ROIC8%目指す

7月にSFCCの新社長に就任した川瀬幸雄氏は、21年度の事業実績について「売上は556億円だった。コロナの影響が緩和したことで、20年度比では若干プラスとなった。営業利益は原材料価格の上昇分を価格に十分転嫁できなかったこともあり、20年度比では減益」と語った。また、22年度の見通しは「売上と営業利益は、21年度並み」とした。7月に、昭和電線ケーブルシステムと古河電工から建設・電販市場向け電線に関する製造事業の譲渡を受けて統合したことに関しては、「サービス向上や収益性向上など、製造から販売までを一貫して行うことによって相乗効果を出す」と語った。


トップインタビュー  北海道ダイエィテック 塩田敏史社長

地場の顧客重視し、道外進出視野 輸入代理店の商材強みに

札幌に本社を置く北海道ダイエィテックは、発電・送電・変電・配電の資材などを扱う。電材のみならず、代理店として欧州メーカーの資材や工具の取り扱いを強みに、道内だけでなく本州や四国などにも、大手取引先を持つ企業だ。北海道という独特の土地環境における業務の特殊性や、本州以南に向けた業務拡大など、大都市圏とは異なった条件において、どのような戦略を掲げ、また、東日本大震災の影響による環境の変化にどう対応したのか。現場を知る経営者ならではの雰囲気を持つ塩田社長にうかがった。


財務省調べ通関実績 輸入6月3.2万トン、5%減

輸出1.3万トン、17%増 フィリピン向け続伸

財務省がまとめた輸出入通関実績(輸入6月分、輸出7月分)によると、6月分の輸入総計は3万1千774トン(前年同月比5・0%減)となりマイナスに転じた。主に東南アジアからの絶縁電線ケーブルの減少が影響した。6月分輸出に対しては、1万9千52トンの輸入超過となった。7月分の輸出総計は1万3千115トン(同16・9%増)となった。東南アジア向けの絶縁電線ケーブルが牽引した。


22FY電線需要見通し改訂 総計64万トン、2%増

建販、自動車など5部門増加 電力0.4%減、投資抑制響く

日本電線工業会がまとめた22年度主要7部門別の電線出荷見通し改訂によると、建設・電販、自動車、電気機械など5部門で増加した。3月当初の見通しに比べて微減したものの、21年度からは増加し、総計64万2千トン(前年度比1・8%増)となった。21年度下期から続いたコロナ禍の影響から、需要が緩やかに挽回する見通しとなった。




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