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2022年8月15・22日

中堅電線7社22FY第1Q決算 価格転嫁が明暗分ける


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5社増収も3社が減益 材料高、自動車減産が影響

中堅電線メーカー7社の23年3月期度第1四半期業績(一部2月期あるいは22暦年上期)が出揃った。今年度から新会計基準を適用しているため前年数値と比較できないJMACSを除くと、営業益ベースで6社中3社が増収増益、2社が増収減益、1社が減収減益となった。中国のロックダウン、自動車の減産、原材料価格の高騰、為替の変動などの影響を、各社ともに受けた。利益面では、コスト増に伴う迅速な価格転嫁が鍵となった。


トップインタビュー OCC 伊藤友一社長

マルチコアファイバ適用光海底ケーブル量産化へ 22年度売上高5%増収見通し

OCCの伊藤友一代表取締役社長は、「21年度の売上高は254億3千800万円(前年度比19・4%増)、営業利益は7億5千700万円(同39・8%減)となった。20年度比では、海底線事業、情報通信事業、ケーブルシステム事業、ともに増収」と語った。製品開発や注力製品については「48心タイプの製品化が完了。マルチコアファイバを適用した光海底ケーブルの開発を進め、試作品で品質の検証中。国内の海底での天然資源の探査・開発向けのケーブルにも注力している」とした。また、「福岡県北九州市の海底システム事業所は、生産力3割増に向けた投資を行っている」と語った。


SFCC  代取社長に川瀬幸雄氏

昭和電線ケーブルシステム社長と兼務

SFCCは、昭和電線ケーブルシステムと古河電工産業電線からの、建設・電販市場向け汎用電線に関する譲渡完了において、昭和電線ケーブルシステム取締役社長の川瀬幸雄氏がSFCC代表取締役社長を兼務すると発表した。黒須光明社長は専務に就く。


昭和電線 富通集団が株式売却

株主順位1位は維持

昭和電線ホールディングスは15日、同社の筆頭株主である富通集団(香港)が、保有する同社株式の一部を売却したと発表した。


住友電工 PLCストリング監視装置

更新用途で初採用

住友電工は9日、太陽光発電所向けPLCストリング監視装置が、更新用途で初採用されたことを発表した。




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