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2022年8月8日

トップインタビュー 泉州電業 西村元秀社長


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海外拠点の生産体制8割まで回復 金沢と名古屋の新拠点、23~24年に稼働予定

泉州電業の代表取締役社長西村元秀氏は、「22年度10月期上期の連結売上は551億5千400万円、営業利益35億3千600万円。通期連結業績予想は売上高1千80億円、営業利益64億円に上方修正した」と好調な業績について語った。注力製品・事業としては「工場の省人化・自動化は今後も進む。AI、IoT用の第4次産業革命向け製品の展開は、FA・ロボットケーブル商社として注力する」とした。最重要課題については「電線業界が目指す、取引適正化ガイドラインに沿って、当社独自の経営方針を発展させ、ユーザの声を意識しながら『泉州ファン』を増やしていく」と力強く語った。


トップインタビュー 聖製作所 新田豊社長

省庁・大手から信頼される技術 新技術に対応するモノづくり

1943年の創業以来、一貫して物創造(ものづくり)にこだわり続けている機械メーカーである株式会社聖製作所の新田豊社長は「戦後の逓信省をはじめ、当社を支えていただいた国内大手企業のお客様には感謝しかない。時代に即応した製品開発と、品質と信頼のものづくりで応えていきたい」と語った。前身となる工場は、1937年に大砲の薬きょうを検査する治具を生産するため創業した。以降、戦後の樹脂被膜電線の製造機械の開発をはじめ、光ファイバや医療用カテーテルなど、ワンステップ先を志向する創造ポリシーで走り続けてきた聖製作所の現状と将来をうかがった。


大手電線4社22FY第1Q決算 上海ロックダウンの影響受ける

全社増収も営業減益が3社 自動車減産が響く

大手電線メーカー4社の22年度第1四半期決算が出そろった。銅価上昇の影響もあり、4社ともに売上高が増加した一方で、上海ロックダウンによる自動車減産の影響で、各社で自動車向け電線が苦戦した。自動車向け事業の比重が大きいメーカーでは、特に影響が大きかった。資材価格の高騰や物流費の増加も各社の利益を圧迫した。


住友電工 11・4%増収、純利益12・6%減

自動車減産6月から回復へ

住友電工の23年3月期第1四半期連結業績は、売上高8千771億2千100万円(前年同期比11・4%増)、営業利益190億100万円(同34・4%減)、経常利益264億9千100万円(29・4%減)、当期純利益202億9千300万円(同12・6%減)で、増収減益となった。


古河電工 売上高19%増、営業益7割減

厳しい情勢も想定通り

古河電工の23年3月期通期連結業績は、売上高2千602億9千400万円(前年同期比19・0%増)、営業利益10億6千400万円(同71・9%減)、経常利益83億500万円(同42・1%増)、当期純利益57億5千万円(同35・9%増)となった。




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