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2022年7月25日・8月1日

トップインタビュー 日本電線工業会 伊藤雅彦会長


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人財確保への支援急務 30年CO2排出量37.4%減に見直し 石化品、物流燃料費の価格転嫁に尽力

6月に日本電線工業会の新会長に就任した伊藤雅彦氏(フジクラ取締役会長)は、「時代の変化に合わせて当会も変化していかなくては生き残れない時代だと実感している。会員各社、経団連、他業界との対話を通じて、社会全体として取り上げるべき課題を共有して、解決したい」と抱負を語った。22年度の電線需要の見通しについては「第1四半期の実績では、見通しを下回っている。ロシアのウクライナ侵攻や上海のロックダウンにより、サプライチェーンの断絶や生産の絶対数が減少したことが要因」と語った。また、カーボンニュートラル30年目標を見直し「CO2排出量を政府が示す基準年度である13年度(96・1万㌧)比で37・4%削減する」とした。


トップインタビュー アダマンド並木精密宝石 並木里也子社長

世界を繋ぐコネクティビティ 新社名Orbrayで全社一丸

アダマンド並木精密宝石は、23年1月に「Orbray(オーブレー)株式会社」に社名変更する。同社のフォトニクス事業は、光ファイバ通信の普及とともに拡大してきた。工業用宝石の加工技術を応用したフェルールでは、世界トップシェア獲得の実績もある。多くの基地局を必要とする5Gや、リモートワーク、動画配信サービスの普及、大規模DC構築でも、フェルールの需要は増加の一途だ。同社は、フェルールを組み込んだコンポーネントや光デバイスの生産にも進出し、新製品を市場に送り出してきた。今回は、同社の近況と今後の展望について伺った。


SENKO CudoFormの事業取得を発表

CPO市場へ他社を一歩リード 光学部品ベンダへと進化

センコーアドバンスの米国現地法人センコーアドバンスドコンポーネンツ(SENKO)は7月に、高精度マイクロ光学部品を手掛ける米CudoForm(クドフォーム)の事業取得を発表した。SENKOはこれにより、光集積回路(PIC)やPICインターコネクトにおける技術的アドバンテージを得た。またこの事業取得は光通信以外でも、3D/VRイメージング、LIDAR、デジタルヘルスとセンシング、固体照明とUVCLED病害防除など、成長市場への足掛かりとなる。


電線工業会主要7部門出荷 5月分総計4.4万㌧、2カ月連続減

電気機械1.3%増、自動車16%減 6月推定総計 5.6万㌧(4.8%増)見込み

日本電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の5月分実績および6月分推定によれば、5月分実績は、電気機械は9千726㌧(前年同月比1・3%増)と微増となったものの、他の6部門はすべて前年同月比を下回った。総計は4万3千574㌧(同6・3%減)となり、対前月比でも16・0%減と、2カ月連続で大きくマイナスとなった。


住友電工 英独連系線プロジェクト

ケーブル150㎞を受注

住友電工は7月26日、「ノイコネクト英独連系線」向けの525kV超高圧直流ケーブル約150㎞を、伊・プリズミアンを通じて受注したと発表した。




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