世界に誇れる日本の技術力を活かす 独自構想で魅力ある製品開発が重要
東京都大田区の電線加工省力機器メーカーである大川三基の大川社長は「コロナ禍の19年~21年も、わずかであるが業績はプラスだった。これは部材手配などの『備え』によるものと理解している。仕入れなどの供給面は納期の点で重要だが、まずは独自の優れた製品を作ることが大切だ」と語った。同社は巻取・切断をシステム化した、高精度・高効率の巻取ラインを主力に、ユーザーの要望に応えるカスタマイズや、独自のクロス巻きで、絡まない・よじれない荷姿を作り出すなど、新しいものにトライしていく姿勢が今期の増収に繋がっている。意欲的な経営姿勢を語る大川社長は、取材時の梅雨明けの青空のように明るい表情だ。
|