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2022年4月18・25日

NTT、世界でDC拡大


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22年度 世界4拠点開設 光海底ケーブルが鍵

世界のデータセンター(DC)事業者トップ3のNTTは、グローバル展開を強化しており、22年度は世界で4拠点を開設する。DCビジネス拡大の鍵は、光海底ケーブルや陸揚げ局などの通信基盤。23~24年度に運用開始する光海底ケーブル「MIST」と「Apricot」によって、日本からインドまでのアジア太平洋地域の大容量高速伝送化実現を目指す。


そこが聞きたい サンテレホン 村田壮司本部長代理

DC向け 数年後 22FY比2.5倍目指す ワールドスペック 商材を品揃え

サンテレホンの村田壮司経営戦略本部本部長代理は同社のDC事業戦略について「今後、大型案件などが控え、22年度は、DC関連部材の受注増が見込まれる。外資系の大手DC事業者は、全世界のDCに採用するケーブルなど配線部材をワールドスペック仕様で統一しており、それらの商材を取り揃えることが鍵。当社はLANケーブルや光パッチコードのみならず、電源用コネクタやバスダクトなどの商材を豊富に取り揃え、海底ケーブルの陸揚げ局からDCまでを網羅した商材提案戦略を進める。DC向け商材の売上は数年後に22年度見込み比2・5倍を目指す」と述べた。


住友電装 物流会社と合弁設立

車用WH部品の輸送担う

住友電装、日本トランスシティ、伊勢湾倉庫は15日、自動車用ワイヤーハーネス部材の物流関連事業を行う合弁会社「STコネクトロジスティクス」を設立したと発表した。新合弁会社は、日本トランスシティが23年6月に取得予定の三重朝日物流センターを主要な拠点とし、住友電装グループの事業展開でのサプライチェーンに最適な物流サービスを提供する。営業開始日は同年8月の予定。


関電工 ローカル5Gラボ開設

サブ6帯SA式で検証

関電工は13日、「ローカル5Gラボ」を東京辰巳エリアに開設したと発表した。今後、ローカル5Gの普及が予想される様々な企業や自治体での活用に対し、コンサルタントから免許取得、電波伝搬を含めたシステム設計から施工・保守運用までを担う総合サービス「トータル ビルド・アンド・サポート」を提供する。


航空電子 山形に第2工場新設

EV用コネクタ増強

日本航空電子は21日、コネクタを製造する山形航空電子第2工場に新棟建設に向け、起工式を行った。自動車、産機市場向けコネクタの生産増強を進めるとともに、グローバルサプライチェーンの強化を図る。竣工は23年春の予定。




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