バックナンバー
2022年3月28日

塩ビ樹脂と可塑剤 値上げ出揃う


電線新聞定期購読

ご購入はこちら

コンパウンド40~45円/㎏以上か 4月中旬以降に打ち出し

大手塩ビ樹脂メーカー4社と可塑剤メーカー3社の値上げが出揃った。これらを換算すると、塩ビコンパウンドは㎏あたり40~45円以上の価格改定となる見通し。コンパウンドメーカーの値上げ打ち出し時期は、塩ビ樹脂メーカーとパイプメーカーの交渉次第だが、4月中旬以降となる模様。


トップインタビュー OKI電線 山口英雄社長

22年度 群馬・岡谷で増産投資 電線 生産能力約1.5倍へ

OKI電線の山口英雄社長は「自動車の電動化投資や三品(食品・医薬品・化粧品)市場などの自動化投資が好調となったためFA・ロボット市場は非常に活況となった。これに伴い、当社のFA・ロボットケーブルの生産ラインもフル稼働が続く」とした上で「受注増加により長期化しているリードタイムの改善と今後のさらなる需要増加を視野に入れ、当社は22年度、群馬工場・岡谷工場の両生産拠点で、FA・ロボットケーブルを中心とした機器用電線の増産に向けて大規模な設備投資を実施する。電線の生産能力を約1・5倍程度まで引き上げる計画」と述べた。


21年度上期絶縁電線 電線工業会調べ 国内外総出荷48.9万㌧(7.5%増)

海外21万㌧(16.8%増) 車用電線、巻線が大幅増

海外生産拠点を含む21年度上期電線メーカー総出荷銅量(国内外全体)は、48万9千㌧で前年同期比7・5%増となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響から中国などがいち早く立ち上がり、回復傾向となった。国内出荷も増加したが、伸び率ではアウト―アウトの方が高かった。品種別では、巻線や自動車用電線などが上向いた。ただ、コロナ禍の影響を強く受けた前年同期の水準が低く、まだ本調子には戻っていない。


電線工業会調べ主要7部門出荷 1月総計5万㌧(1.7%減)2カ月続減

建設電販4%増も 車、通信2桁減少

電線工業会がまとめた銅電線主要7部門別出荷数量の22年1月分実績と22年2月分推定によると、1月分実績は7部門中、自動車や電気機械など4部門が前年同月を割り込み、総計は4万9千666㌧で前年同月比1・7%減と2カ月連続のマイナスとなった。


古河電工PS バスダクト事業撤退

製造・販売 23年3月終了へ

古河電工パワーシステムズは24日、バスダクト事業を撤退すると発表した。これに伴い、同社は23年3月31日に低圧・高圧バスダクトの製造・販売を終了する予定。




最新号案内 | 次号案内 | バックナンバー | 定期購読とご購入

Copyright(C) ktc-densen.com All rights reserved.