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2022年3月14・21日

FA・ロボット線、繁忙続く


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半導体・コネクタ不足も ケーブルメーカー 受注残多数

FA・ロボットケーブルメーカーの生産ラインは、フル稼働が続く。自動車の電動化投資などで、米国・中国などで設備投資が旺盛となっており、ロボットメーカーの受注も好調だ。一方、車載用半導体の不足やコネクタ需給のひっ迫などが長く続いており、地政学リスクの長期化などによるカーメーカーの設備投資需要変動が、焦点となっている。


そこが聞きたい ビックケミ―・J 小川康治部長

独・エランタス 21暦年通期売上3割増 中国出荷量10%超伸長

巻線用ワニスメーカーのビックケミ―・ジャパンエランタス事業部の小川康治部長は「独・エランタスの21暦年通期業績は、売上高約770億円で前年比30%増も、原材料費高などを主因に営業利益は横バイとなった。当社も昨年から焼付け(エナメル線用)ワニス・含浸ワニスの価格改定を国内外で随時実施している」とした上で今後の国内展開について「当社は、高温・低温ともに供給できるワニスメーカーとしての武器を活用する。さらに、自動車の電動化に向け、高電圧モーター用平角線向けに、ポリイミドやポリアミドイミドワニスの販売数量を積極的に拡大する」と述べた。


光協会調べ 21FY総出荷、11.8兆円(1.4%増)

情通で設備投資継続 部品不足が足かせ

光産業技術振興協会がまとめた光産業の動向調査によると、21年度の光産業の出荷額は11兆8千594億円(前年度比1・4%増)となる見込み。光産業全体として回復基調ではあるものの、新型コロナ感染拡大に伴う部品供給不足などの影響もあり、微増となった。


HCI・奥山社長 ロボットシステム構築

ティーチング 機器の統一化訴え

HCIは、9日から開催された2022国際ロボット展(東京ビッグサイト)に出展し、電線製造を含む産業機械とロボットの統合システムやサービスロボットの連携を含めた社会的活用の実態を紹介した。特に注目を集めたのは、三菱電機ブースで展示された「自動整列巻取ロボットシステム(RS)」の動態デモだ。三菱電機製の6軸垂直多関節ロボットと力覚センサを活用したこのRSは、電線業界から問い合わせが相次いでおり、細線のみならずチューブや柔らかいケーブルの巻き潰れ防止にも対応できる。


古河産電 新社長に小塚崇光氏

白坂有生社長は顧問へ

古河電工は、古河電工産業電線の新社長に、古河電工の小塚崇光執行役員専務エネルギーインフラ統括部門長が就任すると発表した。




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