非日系シェア1割UPへ 生産態勢世界5極で多元化 モロッコ能力1割増、23年立上げ
住友電工の西田光男代表取締役副社長兼自動車事業本部長は「当社製低圧ハーネスの当社シェアは、国内を中心に40%超となった。一方、非日系に占める当社シェアは約20%で、今後まだまだ伸ばす余地がある。将来的には、同30%までアップさせたい」とした上で、その生産態勢は「ASEAN、中国、北米・メキシコ、南米、欧州・北アフリカ(モロッコ、チュニジア、エジプト)の世界5極体制で生産態勢を多元化している。新規受注車種3割増加分は、カンボジア、フィリピン、ベトナムで生産能力の増強を図っており、さらにタイにも工場を新設した。タイの新工場は、非日系向け新規受注に対応し、22年本格稼働する予定。これによって、同工場の従業員は数千人規模となる見込み。モロッコは新規受注対応で生産能力を約1割増やす。23年に立上予定」と述べた。
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