22FYWH受注、3割増 コロナ禍で生産態勢強靱化 ピカピカ運動 進捗7~8割、強める改善
住友電工の西田光男代表取締役副社長兼自動車事業本部長は「当社の22年度自動車用ワイヤーハーネス受注量は、顧客の挽回生産と新規車種の立ち上げで、前年度比3割増加する見込み。急激な立ち上がりが予想される。特に、欧米系OEMを中心とした新規受注モデルの立ち上げがあり、これに確実に追随する」とした上で、コロナ禍を通じて、同社の生産態勢はますます強靱化し「人材面では、心・行動・技能・設備・工場のピカピカが、ピカピカの製品を生み出す『ピカピカ運動』がベースとなった『世界同一品質』を20年間、追求してきた。この運動は、全世界の生産拠点に浸透し、進捗率は7~8割に達した。ただ、ものづくりの改善には終わりはない。設備面では(増産態勢の構築も図りながら)当社独自のWH用セット切圧機をグローバルの生産拠点に導入し、生産効率が大幅に向上した」と述べた。
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