建販再編、ほぼ完了 22年7月 SFCCに製販統合 生産・販売・物流一本化で効率向上
昭和電線ホールディングス(HD)の長谷川隆代社長は、本紙取材の中で同社グループ再編について「今年7月、当社グループと古河電工グループの製造をSFCCに統合する予定。建販5品種の製・販・物流が一本化し、業務の効率化が非常に進むだろう。今まで進めてきた建販5品種の再編も、今回でほぼ完了。また、メタル通信ケーブル事業の集約と精密デバイス(複写機・プリンタ用ローラ)事業の生産移転が21年3月に完了する予定。これらが完了すると、グループ全体で再編の進捗率は約6割に達する」とした上で、今後の昭和電線CSブランドの販売体制は「昭和電線CSブランドのメタル通信ケーブルは、冨士電線で製造し従来通り昭和電線CSで販売する。両社がお互いに取り扱う製品を組み合わせて販売することで、顧客に寄り添うきめ細やかなサービスを今後も提案していく。事業の選択と集中で、両社の強みが増し、それを発揮できる機会が増えてくる」と述べた。
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