WH世界シェア 一層UP カンボジアWH生産拠点、能力2倍増 光、電力ケーブル繁忙が持続 光コネクタ再増産も
住友電工の井上治社長は、取材の中で「光、電力ケーブル生産ともフル稼働を持続しており、両方、今後とも期待できる。光事業は、ベトナム・光コネクタ製造拠点の生産能力も大幅に向上させ、さらにその能力増も考えている。一方、電力ケーブル事業では、売上高をやがて2倍に増やしたい。それも踏まえ、ジョインター訓練所を昨秋に大阪製作所のそばに開設し、計画的にジョインターを増やす」と語った。また、井上社長は「21FYは欧米系など新規受注モデル車立ち上げで、市場の伸び以上に車用ワイヤーハーネス(WH)受注量は、増加。当社のWH世界シェアはアップする。さらにカンボジアでは、WH生産能力を現状の2倍にアップ。新たにWH工場を建設中で、22FYに本格稼働する見込み」とした。このほか、カテーテルや内視鏡用ケーブル事業は「数量的にはあまり多くないが繁忙だ。品種によっては、同社しかできない高付加価値製品があり、今後とも注力する」と述べた。
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