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2022年1月17日

トップインタビュー 住友電工 井上 治社長


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WH世界シェア 一層UP カンボジアWH生産拠点、能力2倍増 光、電力ケーブル繁忙が持続 光コネクタ再増産も

住友電工の井上治社長は、取材の中で「光、電力ケーブル生産ともフル稼働を持続しており、両方、今後とも期待できる。光事業は、ベトナム・光コネクタ製造拠点の生産能力も大幅に向上させ、さらにその能力増も考えている。一方、電力ケーブル事業では、売上高をやがて2倍に増やしたい。それも踏まえ、ジョインター訓練所を昨秋に大阪製作所のそばに開設し、計画的にジョインターを増やす」と語った。また、井上社長は「21FYは欧米系など新規受注モデル車立ち上げで、市場の伸び以上に車用ワイヤーハーネス(WH)受注量は、増加。当社のWH世界シェアはアップする。さらにカンボジアでは、WH生産能力を現状の2倍にアップ。新たにWH工場を建設中で、22FYに本格稼働する見込み」とした。このほか、カテーテルや内視鏡用ケーブル事業は「数量的にはあまり多くないが繁忙だ。品種によっては、同社しかできない高付加価値製品があり、今後とも注力する」と述べた。


21年度関西電販アンケート実施

銅価高で9.7%増収 経費額は1.4%増加へ

関西電線販売業協同組合(関西電販)は21年12月24日、21年度販売経費アンケート結果(月間ベース)をまとめた。これによるとコロナ禍のなか、銅価高で21年度の1人当たり売上高は1千351万2千円で前年度比9・7%増加した。同時に、1人当たりの経費額も増えた。ただ、経費割合は、やや低下した。


そこが聞きたい 住友電工 林哲也グループ長

MCF開発 新技術戦略 光コネクタ回転調心が鍵 最大8コアまで実用化

住友電工・光通信研究所空間多重光伝送技術研究部マルチコア光ファイバ(MCF)グループの林哲也グループ長は「一般的にMCFの本格導入は30年頃とされている。当社もこれに向けてMCFケーブルと、光コネクタや光アンプ、光スイッチなど周辺機器の開発を同時に進めている」とした上で、今後の量産化に向け「MCFの融着やコネクタ接続技術を開発しており、コアの高密度化や多心同時融着・接続技術で差別化する。MCFとコネクタの接続は回転調心が鍵。当社では最大8コアまで実用化した。また、テープ心線対応のMCF用コネクタも開発していく」と述べた。


住電HST 建販電線を値上げ

上げ幅5~7%、2/1から

住電HSTケーブルが、電線ケーブルの値上げを打ち出した。対象は、同社ブランド製品。また、VVF、VCTは別途、値上げを打ち出す。上げ幅は品種・サイズによって異なり、5~7%。顧客への値上げ依頼は1月17日までに完了する予定。実施は2月1日から。


FDC ケーブル型アンテナ

RFID用CXPAシリーズ

フジクラ・ダイヤケーブルはこのほど、920M帯RFID通信ケーブル用アンテナ「CXPAシリーズ」のサンプル出荷を開始した。




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