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2021年11月1日

工作機械生産、繁忙続く


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FAケーブル好調も 部品不足のリスク懸念

工作機械メーカーの繁忙が続くなか、一部不透明感も漂ってきた。部品不足が主因となり工作機械の受注残は、3月頃を契機に増加している。特にコネクタ不足が顕著で、樹脂やりん青銅のひっ迫などでタイトな状況が長期間続く。


インタビュー新社長に聞く イグス 吉田剛社長

日本の売上、早期に2倍 国内在庫も連携し拡大へ

イグス日本法人の吉田剛代表取締役社長は「当社にはユニークな高付加価値製品、オンリーワンの製品が数多くある。自分はその日本法人の社長として、顧客に当社の技術や製品の良さを周知し、イグスブランドの一層の浸透を図りたい」とした上で、「グローバルでの日本法人の位置づけは、売上規模・技術面でも重要だ。日本の売上は、なるべく早く現状の2倍を目指す。これに伴い、栃木県の那須烏山工場の在庫・加工能力も増やす。日本法人でも、顧客を中心に、全従業員がワンチームで大きな付加価値を引き続き提供できるよう態勢をしっかりと整えていく」と述べた。


細線・導体 石川電気 新工場に移転し、月産3倍の30tに増強

10月から本格稼働 総投資額1.5億円 22FY売上高2倍(前年度比)目指す

細線・導体メーカーの石川電気(本社埼玉県秩父市上宮地町、石川浩社長)は、細物の導体・細線・撚線工場が、折りからの受注増で手狭になり、近傍の新工場(埼玉県秩父郡小鹿野町)に移転し、月生産能力を従来比約3倍の30㌧(軟銅)に増強した。総投資金額は1・5億円。新工場は、今年10月から本格稼働に入り現状、FA・ロボットや半導体製造装置やセンサー用途にフル操業している。同社では22年度の電線関連事業で前年度比2倍の売上高、同2倍の出荷量を目指す。


三ッ星 緊急災害用ケーブル開発

特定電気用品 認定は今月末

三ッ星は10月末、新製品「緊急災害用ケーブル(ED―CV)」の開発を発表した。同製品は耐張力・水密型のケーブルで、特定電気用品としての認可取得は今月末の予定。また、これに伴って同社は11月から海洋・河川向けケーブルを開発する「アクアラボ」を新設する。既に、各方面から海洋・河川分野の研究の要望がでている。


タツタ電線の本体に一本化

タツタ立井と中国電線 2社の材料調達と営業

タツタ電線は10月26日、完全子会社2社の「タツタ立井電線(兵庫県加東市、井手兼造社長)」と「中国電線工業(大阪府藤井寺市、八巻徹夫社長)」の原料調達機能と営業・販売機能を吸収すると発表した。




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