コイル事業 六日町と比工場、生産能力UP 銅銀相場 スライド制で交渉
大黒電線の龍興寿典新社長は、取材のなかで「21FY事業計画は、売上高33億円(前年度比12%減)、経常1・8億円(同18%減)と減収減益の見通し。売上高は、リレーコイル出荷が伸長も、電線(特殊マグネットワイヤー)需要が厳しいほか、銅価高などが響きそう」とした上で「電線事業では、銅クラッドアルミ線(CCA)の高強度新製品にも傾注する。これが計画通りに進めば年内にも上市できる。コイルは、電動車のリレー用コイルやモーター、センサー用途などの新製品開発を推進する。また、受注見合いでコイルの生産能力アップを六日町工場、比工場の順で進める。このほか、銅銀相場のスライド制に向けた交渉を、顧客と根気強く進める」意向を示した。
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