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2021年10月11日

ローカル5G 続々具体化


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三菱地所 丸の内に整備 光・電力網を拡大へ

海外進出する日系電線メーカーの事業方針が、転換期を迎えつつある。日本・本社の肝いりの海外ローカル日系企業に留まらず、現地・母国の会社として自立した意識やオリジナリティーを発揮し、発展させるのが主眼だ。さらに日本・本社グループ全体とのシナジーやBCPなども狙う事業運営といえる。太陽ケーブルテックは、そうした方針を打ち出している。また、同様な取り組みで矢崎エナジーシステムのタイ矢崎は、タイで№1の電線メーカーとなり発展。こうした自立性を重じる電線メーカーが増えてきている。


インタビュー新社長に聞く フジクラ・ダイヤケーブル 北島 武明社長

21FY通期事業計画 増収、黒字必達 大手電力の型式認定を取得

フジクラ・ダイヤケーブル(FDC)の北島武明社長は、取材の中で「21FY通期事業計画は増収、若干の減益に設定した。増収は銅価の高止まりが大きい。製品別には、基地局用同軸と光ケーブルは堅調な見通し。11~33のCVケーブルは、大手電力会社や工場、DC、太陽光発電向けで期待される。また、大手電力会社の型式認定を取得しFDCブランドで電線が納入できる」とした上で「この状況下、銅価高を想定し、3品種を含む建販事業などにしっかりと取り組む。顧客は発注の先延ばしや、期限ぎりぎりまで発注をかけない場合もあり、小回りを効かせ短納期対応も行う。営業~製造まで一気通貫で発注に即応させたい。これによって黒字必達を図りたい」とした。


NEC、OCC、住友電工 マルチコアファイバ内蔵

光海底ケーブル開発、世界初

NEC、OCC、住友電工の3社は4日、非結合型マルチコアファイバを収容した光海底ケーブルを、世界で初めて開発したと発表した。また、同様に光海底ケーブルに用いる光アンプ中継器などの開発も進めているという。


通関実績財務省調べ 輸入6月3.3万㌧(36%増)

車用WH1.7万㌧(64%増) ベトナム増加、WHの45%

財務省がまとめた輸出入通関実績によると、6月分の輸入は3万3千434㌧(前年同月比35・9%増)で5カ月連続のプラスとなった。同月分の輸出に比べ2万2千212㌧の輸入超過となった。ベトナムから自動車用WH、タイから巻線のアウトーインが伸びた。


21FY全電連アンケート

81%がコロナ禍でも出社 直近の課題、銅価高72%

全日本電線販売業者連合会(全電連)は、このほど実施した21年度業況調査アンケートの調査結果をまとめた。




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