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2021年9月6日

国内の光市場 活況


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5G、DC向け大繁忙 受注残抱える企業多し

国内向け光ケーブル、コネクタと光部品などの需要が好調だ。大手をはじめ大半の光ケーブルメーカーなどでは、生産ラインがフル稼働を持続している。中には、半年先までの受注残を抱えている企業も少なくない。データセンター(DC)市場が活況なうえ、5G市場も活発なことが牽引している。


財務省調べ通関実績 6月の輸出、1.1万㌧(94%増)

アジア向け被覆線回復 光ケーブル ネシアでスポット需要

財務省がまとめた輸出入通関実績(輸入5月分、輸出6月分)によると、5月の輸入は3万992㌧(前年同月比37・9%増)となり、4カ月続伸した。5月の輸出に比べ2万3千477㌧の輸入超過となった。越・比・ネシアから自動車用WHのアウト―インが大幅に増加した。


赤司製線 続くフル稼働、受注残は来年2月まで

大半の電線向けが繁忙 全生産品種とも総じて好調

赤司製線(本社東京都荒川区西日暮里4―23―2、金山敦社長)の細線ラインは、大半の電線ケーブル用途向けに、軒並みフル操業が続く。全品種とも総じて繁忙であり、同社では受注残を抱え、納期に追われている。このため平日残業に加え、休日も残業を実施しながら、受注増に対応している。特に半導体不足によって、自動車の生産台数への影響が懸念されるなかでも、自動車用電線ケーブル向け需要が活発なのが目立つ。


サイカワ 米クリントン 電線の品質と生産効率がアップ

極細線伸線機最高線速2500達成 スパークテスタ 校正器、作業性UP

サイカワが市場投入している銅極細線用伸線機「型式SH―26Jタイプ」および「極細線用のボビン自動交換装置付き巻取機」と、深瀬商事が輸入販売を行う米国・クリントン社製の「マルチスパークテスタ校正器ST―CAL」および「スパークテスタHF―15Bシリーズ」が、電線メーカーの製造エンジニアから、関心を集めている。双方とも、電線製造工程において、活用する箇所が異なり、異質なマシンだが、電線ケーブルの高品質や高生産性に寄与する点では一致した。


岡野電線 パンドウイット AXテープで業務提携

CAT6AのUTP製造

岡野電線は1日、パンドウイット日本支社と、CAT6AのUTPケーブル用AXテープに関する業務提携に合意したと発表した。岡野電線は、パンドウイットが米国や一部中国で製造したAXテープの供給を受け、岡野・九州工場でケーブル化する。両社はAXテープを採用した共同開発品「Cat6A UTP ケーブル Powered by PANDUIT AX テクノロジー」ブランドの新製品を10月から、納入開始する予定(受注開始は9月)。




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