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2021年7月12日

AIやIoTで変わる電線モノづくり


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見える化し、スマート工場へ 工場も建設 技術者まで育成

AI、IoTの進展で、電線メーカーのモノづくりが新局面を迎えた。住友電工は、AIと5Gを活用した映像伝送・解析で、工場作業を自動的かつリアルタイムに見える化するスマート工場の実現に動き出した。一方、FAロボット電線が得意な独・イグスの工場は、ロボットと人が協業する工場に様変わり。機械メーカーのフィンランド・マイファは、スマート工場をまるごと建設し、製造技師も育成するノウハウ提供サービスまで展開している。


インタビュー新社長に聞く 住電日立ケーブル 岡田久知社長

緊急価格改定一律3、4%UP 日立金属の件 親会社代われど 生産、事業形態同じ

住電日立ケーブルの岡田久知・新社長は取材の中で、銅価高の情勢下「7月1日から緊急価格改定として3品種を軸に一律3~5%の値戻しを依頼している。同改定は今春~7月までの銅価高回収の緊急的な要望だ。銅価高は長期化の可能性があり、同改定とは別に、銅スライド分の影響を織り込んだ新価格体系策定を急ピッチで進め、今秋中を目標に新価格体系に移行する」方針だ。また、日米ファンド連合による日立金属買収について「当社の親会社が代わっても、発足時の合弁契約によって現状の企業形態は、変わらない。従前通りのビジネス展開を推進。また、日立金属傘下の東日京三電線本社・工場(茨城県石岡市)も同様で、生産面などでの変更はない」と語った。


ウェーブスプリッタ・ジャパン 21暦年通期売上計画3倍

100Gbps光トランシーバ好調 昨年7月頃から需要急増

米国・光トランシーバメーカーの日本法人ウェーブスプリッタ・ジャパンが好調だ。DCの大容量高速伝送化ニーズを取り込み、同社の21暦年売上高は前年比3倍となる見込み。大手通信キャリア向けなどに、昨年7月頃から100Gbpsの光トランシーバを中心に需要が急激に立ち上がっており、400bpsの需要も今年後半から立ち上がるとみる。


三菱地所 丸紅 超都心型DC開設

東京駅常盤橋案件

三菱地所と丸紅が出資する丸の内ダイレクトアクセスは1日、「大手町第2データセンター」を、東京駅日本橋口前の常盤橋エリアで三菱地所が開発を進める「TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト)」の街区内に開設したと発表した。


シージーエスター 可塑剤を値上げ

上げ幅12~40円以上

シージーエスターは、可塑剤を7月21日納入分から、㎏当たり12円以上~40円以上値上げすると打ち出した。




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