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2021年7月5日

国内DC市場、活況


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大手IT軸に積極投資 DC銀座・印西満杯 他の土地に建設

光ケーブル・コネクタの部品メーカーが、受注残を抱えるほど繁忙だ。国内データセンター(DC)市場が、GAFAMなどハイパースケーラーの投資を軸に活況なためだ。国内外のDC事業者が、千葉・印西市などにDCを建設してきたが、土地はほぼ完売。他の近隣地に建設するケースも多発している。


20年度絶縁電線 電線工業会調べ 国内外総出荷97.2万t 9.2%減

下期上向くも 海外39.2万t(6.8%減)続減 コロナと米中貿易摩擦響く

米中貿易摩擦に、コロナ禍によるサプライチェーンの混乱などが重なったため、海外生産拠点を含む20FY電線メーカー総出荷銅量(国内外全体)は、97万2千300㌧で前年度比9・2%減と100万㌧を割った。最も近いのは00年度の93万6千327㌧レベル。減少幅は、海外拠点より国内拠点の方が3・0ポイント大きく、コロナ禍の影響を強く受けた。ただ、20FY下期から自動車電線や巻線などが上向き動き出した―――こうしたことが電線工業会の統計で分かった。


日本カールコード工業 伸興電線とのシナジー 経営安定が主眼 

両社で売上高100億円目標 新市場を獲得、事業領域拡大

日本カールコード工業(埼玉県行田市)は、18年に伸興電線グループの傘下に入った。両社社長を兼ねる尾﨑勝氏は「日本カールコードは通信や機器電線などの事業割合が高い。一方、伸興電線は、弱電系を軸にパワー系関連向けなどにも事業領域を拡大している。このM&Aで新市場を獲得し、ビジネスの柱が増えるほど、経営が安定する。大局的には、両社の相乗効果を発揮し、8年後に、2社合算の年間売上高100億円を目指す。うち日本カールコードで15%の売上高を達成したい。21年度以降は日本カールコードの新分野・新規顧客向け新製品展開などを注視している」と意欲的に語った。


国交省調べ住宅着工戸数 5月総計7万戸(9.9%増)

3カ月連続のプラス 首都圏、中部は二桁増

国交省がまとめた21年5月の新設住宅着工戸数は、7万178戸(前年同月比9・9%増)で3カ月連続のプラスとなり、工事用汎電線ケーブルの需要も増加するとみられる。持家、貸家、分譲住宅、給与住宅のすべてで増加した。季節調整済年率換算値では87万5千戸(前月比0・9%減)となった。また、新設住宅着工床面積は585万2千㎡(同12・6%増)で2カ月連続のプラス。


吉野川電線 新社長に藤井博氏

木村浩社長はナカボーテック社長へ

吉野川電線の新社長に藤井博氏が6月23日付けで就任した。これに伴い、木村浩前社長はナカボーテック代表取締役社長に就いた。




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