両社で売上高100億円目標 新市場を獲得、事業領域拡大
日本カールコード工業(埼玉県行田市)は、18年に伸興電線グループの傘下に入った。両社社長を兼ねる尾﨑勝氏は「日本カールコードは通信や機器電線などの事業割合が高い。一方、伸興電線は、弱電系を軸にパワー系関連向けなどにも事業領域を拡大している。このM&Aで新市場を獲得し、ビジネスの柱が増えるほど、経営が安定する。大局的には、両社の相乗効果を発揮し、8年後に、2社合算の年間売上高100億円を目指す。うち日本カールコードで15%の売上高を達成したい。21年度以降は日本カールコードの新分野・新規顧客向け新製品展開などを注視している」と意欲的に語った。
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