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2021年6月4日

FAロボット電線、一層上向く


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センサー用途など活発 導体・細線は品不足も

半導体、センサー、搬送装置、工作機械向けFA・ロボット電線ケーブル需要が、一頃よりも一段と好調に動き出している。導体線径φでは、φ0・08㎜を軸にφ0・05~2・6㎜の撚線が繁忙。これを取り扱う電線メーカーや電線加工商社、導体・細線メーカーは、企業ごとに温度差はあるが総じて好況。中にはフル生産でも品薄となり、増産に動く企業もある。


トップインタビュー 関東電販 吉田康一理事長

物流改善、進むも未達多し 住宅着工上向いて 電線の需要増に期待

関東電線販売業協同組合(関東電販)の吉田康一理事長は「今年3月の新設住宅着工総戸数は、21カ月ぶりに増加に転じた。これを機に電線需要の回復に期待したい」とした。また、吉田理事長は、関東電販の21FY重点施策の取り組みの中で物流・配送の改善にふれ「配送費の有料化などは、少しずつ進んでいる。ただ、ほかの点では満足に進んでいない。われわれは電線メーカーには物流費アップ分を支払っているが、顧客からはその物流費アップ分を頂いていないのが現実。物流・配送の改善は、全産業で問題となっており、関東電販でもしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。


独・ハーティング日本法人  国内DC市場を深耕

角形コネクタ 圧倒的シェア 大電流化対応PDUメーカと

グローバルの電力用角形コネクタ市場で圧倒的なシェアを占める独・ハーティングの日本法人は、データセンター(DC)内の大電流化が進む国内DC市場を深耕する。DC市場でも、同社のHanモジュラーコネクタが電源用途で主流になっており、大電流化対応を武器に、同社製コネクタを標準仕様とするPDU(配電タップユニット)メーカーなどと連携を強化する。


日立金属  国内営業体制を再編

商事は建設・産業用電線特化

日立金属は26日、完全子会社の日立金属商事の一部事業部門を分割し、日立金属、日立金属工具鋼、特約店などにそれぞれ承継、譲渡すると発表した。


日本電線工業会 主要7部門別出荷

3月分総計5.8万t(0.7%減)連続18カ月減

電気機械と車が二桁増 4月推定 5.4万t19カ月ぶり伸長




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