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2021年4月26日

可塑剤、独大手の原料工場等で事故相次ぐ


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需給タイトやや不透明 影響塩ビ電線など

塩ビ電線ケーブル向け被覆材・塩ビコンパウンドに用いる可塑剤の需給が、タイトで品不足になりそうな一面が出てきた。可塑剤原料であるアルコールの大手製造元ドイツ・BASF、エボニックの2社と台湾企業が、3月に立て続けにプラント事故を起こしたことが影響を及ぼしている。業界筋によると、これが正常に戻るには、やや時間が掛かりそうとした見方が多い。その情勢次第では、塩ビ電線などの生産にも響きそうだ。


トップインタビュー 古河電工産業電線 白坂有生社長

21FY、開発品数種を上市 古河グループ三位一体推進

古河電工産業電線の白坂有生社長は本紙取材の中で、21年度の事業戦略に①開発中の数種類の新製品上市、②当社(マーケティング)、古河産業(販売)、古河電工グループの三位一体の総合力を発揮した機能線の積極展開、③バッテリーやモーター周りの高電圧対応耐熱柔軟ケーブル、FA・ロボットケーブルの開発等を挙げた。これに対し、同氏は「自動車系電線やFAロボットケーブル用ゴム系コンパウンドを開発する。さらに、当社のCVケーブルに占める『らくらくアルミケーブル』の割合は僅かだが、顧客の反応は良好で、21年度も前年度比2倍の販売量を目指す」と述べた。


JPCA基盤需要 20CY国内生産6498億円(2.3%増)

モジュール基板2828億円(20%増)リジッド系が大幅伸長

電子回路工業会(JPCA)がまとめた「日本の電子回路産業21」によると、日系基板メーカーの20暦年国内生産実績は6千498億円(前年比2・3%増)でプラスに転じた。モジュール基板は2千828億円(同20・2%増)でリジッド系が大幅に伸びた。


電線工業会大阪支部 HCIロボットセンター見学

技術研究会から15人参加

電線工業会大阪支部技術研究会は16日、大阪府泉大津市のHCIロボットセンターおよびラボの見学会を行った。同研究会は今年で設立49年目を迎える。515回目の開催となった今回は、工業会の高橋範生大阪支部長、技術研究会の礒嶋良人委員長(三ッ星執行役員技術部部長)を含む15人が参加した。


関西電線 MPO付光ケーブル

狭い配管にも布設可能

同軸ケーブルメーカーの関西通信電線は3月、MPOコネクタ付き光ファイバケーブル「Full Fiber HDMI 2・0」の販売を開始した。




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