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2021年4月12・19日

世界№1 米・エクイニクス 大型DC、国内で拡大


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TY12x 千葉・印西に開設 SM光ケーブル、1棟で数万心

データセンター(DC)市場で世界№1の米・エクイニクスは、ハイパースケーラー用DC「xSCale」事業を拡大している。同社は21年3月、最大受電容量54MWの大規模DC「TY12x」を千葉・印西市に開設した。1棟のDCにはシングルモード光ケーブルを数万心使用。同社は通信施工会社と協力してDC間の光ケーブルを布設しており、国内大手電線メーカーの超多心光ケーブルもグローバルで非常に評判が良いという。


データセンタ市場 世界トップ3NTTの新戦略

国内 ハイパースケーラ 用も注力 5G エッジセンター検討

NTTグループのDC事業は、グローバルで順調に伸びている。同社が持つ光海底ケーブルなどの通信インフラ基盤などで同業他社と差別化し、グローバルへ展開。国内でも大規模DCの提供を行いながら、5Gの低遅延を実現するため、近郊のエッジDCの建設も検討している。


トップインタビュー 日本DC協会 増永直大事務局長

国内DC市場規模 20暦年、1800億円 ニーズと特区創出が鍵

日本データセンター協会の増永直大事務局長は、「一部調査会社によると、20暦年の国内DC市場規模は、約1千800億円で増加している。AWSなどメガクラウド事業者の伸長が牽引し、寡占化が進む」とした上で今後の国内DC市場の課題は「(DC業界とそのユーザーなどの)産業構造全体を見据えた官民一体の投資によるDCニーズの創出と地方分散化、特区の創出にある。DCの冗長化や適地確保に向けた地方への分散化とともに、ネットワーク整備が進めば、電線・ケーブル需要にもつながるだろう」と述べた。


アライ 受注 過去最高、伸線・撚戦φ0.05~2・6mm

石川電気及び本社、新潟工場 三位一体で再増産 メインの線径は0.08㎜

導体メーカーのアライ(埼玉新座市、新井佐千夫社長)は、過去最高水準の受注を抱え、銅電線用生産ラインが軒並みフル稼働を続けている。特に自動車や工作機械、搬送装置、半導体、センサー関連の電線ケーブル向け需要が旺盛なこともあり、線径φ0・08㎜の裸銅線の伸線・撚線を中心に、線径φ0・05~2・6㎜のメッキ線を含む品種が繁忙。このため伸線機などの設備投資と、導体の増産などに着手した。ただ、人材確保や工場拡張が難しい中、本社・工場、新潟工場や協力会社の石川電気と三位一体で工夫を重ねながら、最適な生産およびバックアップ体制の強化を図る方針。


住友電工 川上哲郎・元社長 お別れの会、600人参列

1月に92歳で死去された住友電工の川上哲郎元社長(関経連元会長)の「お別れの会」が13日、大阪市のリーガロイヤルホテルで行われた。当日は、新型コロナ感染拡大防止のため、式典ではなく、献花方式となった。

電線業界をはじめ、政財界などから約600人が参列して故人の功績をしのんだ。会場には、足跡を紹介した写真パネルも展示され、中には手を合わせて涙ぐむ参会者もいた。




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