導体を通じたビジネスモデル提案 一部品薄、名証二部上場目指す
三洲電線の鈴木与志成社長は、導体受注について「昨年の晩秋~年末に自動車電線、工作機械や半導体製造装置向けFAロボットケーブル用途などが急伸し、フル操業を継続。現状は供給が間に合わない。特にφ0・08㎜導体が活況だ」とした上で業績は「コロナ禍も昨年11、12月頃に増収黒字に転換し、通期で出荷銅量は前年度比20%増となり、増収増益を目指す」と述べた。鈴木社長は「収益改善に向けメタルのワイヤー加工事業への参入など高付加価値製品への展開。さらに導体を通じたビジネスモデル提案などを行う。また、26年に名証二部への上場を目指している」意向を示した。
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