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2021年3月15日

逆風コロナ禍も飛躍する海外電線メーカー


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独自技術で堅実成長大半が10年超の企業に

本紙・電線新聞がまとめた日本に拠点を持つ主な海外電線メーカーは、コロナ禍が響いてか、前年比2社減り19社になった。1社は登記が閉鎖されており、ほか1社は休業中となった。ただ、19社中10社以上が昨年と同様となり、特長的な製品や高付加価値技術などを持ち、日本市場に根ざしている。中には米国・コムスコープやドイツ・イグスのように独自技術で存在感を増している企業も少なくない。


そこが聞きたい 矢崎エナジーシステム 執行役員電線事業部長 河合良修氏

営業がモノ造り 工場はモノ売る ベストミックス 生・販・開の体質改善と連携強化

矢崎エナジーシステムの河合良修執行役員電線事業部長は、足下の建販市場について「当社(タイ矢崎除く)電線事業部門の21年6月末通期業績(前年度比)は、減収増益を見込む。出荷銅量は前年度比減少も、経費圧縮などの自助努力で増益を確保できそう。20年度下期の建販市場はやや厳しくなったが、インフラを主体とする電力ケーブル需要は持続している。物流倉庫やDC向け需要も非常に増えた」とし、生産面では「生産性向上に向けた沼津製作所のハード面での再構築は、第一段階がほぼ完了。ソフト・基幹システムの開発を進め、内勤業務などの効率化を図り、外に出るセールスの時間を作る。安定した収益を確保するため生・販・開の体質を改善し、従来以上に社内連携を強化する。営業がモノを造り、生産・開発がモノを売ることをコンセプトに、『買う』『雇う』『つくる』『売る』『運ぶ』に取り組むとともに、そのベストミックスを図りたい」と述べた。


建設業受注日建連調べ 20CY国内13・9兆円(10%減)

民間の設備投資先送り 国の機関向け 福島復興(7.8%増)

日本建設業連合会の調査結果によると、加盟95社の20暦年の国内建設受注額は、13兆8千991億900万円(前年比10・1%減)で2年ぶりに減少に転じた。


20年度上期 電工会調べ 海外出荷18万t(16%減)

総計は45.5万t(15.9%減)

電線工業会がまとめた品種別の海外現地法人出荷統計データ調査によれば、20年度上期(20年4~9月累計)海外現地法人の銅電線(=裸線を除く絶縁電線)出荷量は、18万82㌧で前年同期比16・0%減少し、2年ぶりにマイナスになった。


ミズノ 製造現場向け安全靴

作業者の快適性向上

ミズノは1日、製造現場や建設現場に最適な安全靴「オールマイティLSⅡ」を発売した。




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