営業がモノ造り 工場はモノ売る ベストミックス 生・販・開の体質改善と連携強化
矢崎エナジーシステムの河合良修執行役員電線事業部長は、足下の建販市場について「当社(タイ矢崎除く)電線事業部門の21年6月末通期業績(前年度比)は、減収増益を見込む。出荷銅量は前年度比減少も、経費圧縮などの自助努力で増益を確保できそう。20年度下期の建販市場はやや厳しくなったが、インフラを主体とする電力ケーブル需要は持続している。物流倉庫やDC向け需要も非常に増えた」とし、生産面では「生産性向上に向けた沼津製作所のハード面での再構築は、第一段階がほぼ完了。ソフト・基幹システムの開発を進め、内勤業務などの効率化を図り、外に出るセールスの時間を作る。安定した収益を確保するため生・販・開の体質を改善し、従来以上に社内連携を強化する。営業がモノを造り、生産・開発がモノを売ることをコンセプトに、『買う』『雇う』『つくる』『売る』『運ぶ』に取り組むとともに、そのベストミックスを図りたい」と述べた。
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