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2021年3月8日

トップインタビュー フジクラ 伊藤雅彦社長


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盤石な土台造り SWR/WTC 超多心の光ケーブル半年先まで受注残 次の柱、医療やCASE市場開拓へ

フジクラの伊藤雅彦社長は21年度の最重要課題に関し「事業の新陳代謝力を向上させる。今は次の段階となる選択と分散に向けて力を蓄える時で、進行中の選択と集中にしっかりと取り組み、盤石な土台を造る。(20年9月に策定した100日プランで)20年度の固定費改善効果目標を77億円としたが、現状のペースでは、82億円削減できる見込みとなり、進捗率は5割強となる」とした上で「従来の光ファイバ主体のビジネスからケーブル主体へ切り替え、収益力向上を目指す。超多心光ケーブル『WTC』は、欧米のハイパースケールDCやFTTx向けに引き合いが非常に強く、半年先まで受注がある。これに伴い、MPOコネクタも大幅に増加し、光融着機の20年度出荷台数は過去最高の水準で推移している」とし、今後は「研究開発の明確な方向性も定め、次の柱となる事業を育てる。例えば、医療や自動車のCASE市場を開拓したい」と述べた。


NTT東西  21FY光投資1540億円(1.3%減)

光ケーブル布設 6.7%増の160万㎞

NTT東西が1日に発表した21年度(22年3月期)事業計画(単体)によると、21年度の東西合計の設備投資は、アクセス網の光化を含め20年度に比較し、やや減少する見込み。


フジクラ・100日プラン

早期回復へ、選択と集中 グループガバナンス強化

フジクラは、事業再生に向けた「100日プラン」を推進している。20年度を早期事業回復への集中時期とし、エネルギー・情報通信、エレクトロニクス、自動車事業の業績回復に向けて既存事業の聖域なき『選択と集中』と、グループガバナンスの強化に取り組む。


通関輸出実績財務省調べ 20暦年11.2万トン(0・3%増)

2年続伸、銅・Al線伸長 台、比国向け電力線も牽引

財務省がまとめた輸出通関実績によると、20暦年の輸出は、11万2千544㌧(前年比0・3%増)で2年連続のプラスとなった。コロナや米中貿易摩擦、船賃高騰などが響き、機器用電線などその他電気導体が減少したが、高圧以上の電力ケーブルやインド向け裸銅線、バングラデシュ向けACSRなどのスポット需要が牽引したとみられる。


イグス日本20暦年動向 コロナの反動で繁忙

独・本社展示リモートツアー 数カ月で世界4万人参加

独・イグスは4日、日本法人の設立30周年を記念したオンライン記者会見を開き、20暦年の事業動向などを発表した。東京都墨田区にある日本法人の本社と、独・ケルン本社にある100品種以上の新製品展示ブースなどをオンラインで接続し、20暦年の事業動向やコンパウンドの開発動向などを説明した。




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