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2021年3月1日

中堅電線メーカー7社連結業績 第3Q 上期よりも上向く


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全社減収も営業増益2社 車や電子機器が動く

中堅電線メーカー7社の20FY第3四半期連結業績(一部12月期通期など)が出そろった。コロナ禍の影響によって電線需要が減少し、全社が減収になった。営業損益ベースでみると増益2社、減益4社、損失1社となったが、20FY上期に比べ増益が2社増え、減益が2社減少、減益幅や損失幅も圧縮し、総じて業績は上向いてきた。情通・電子機器需要が増加し、第3四半期に自動車市場が動き出したほか、各社の構造改革や経費削減が効いた。


機械メーカートップに聞く NITTOKU 近藤進茂社長

新駆動用途モーター 21FYに上市 電線メーカーと協業深化

NITTOKUの近藤進茂社長は「21年度は、汎用巻線を使用し、巻き落とし工法を用いた画期的な駆動用モーターを上市する予定。新製品を販促することで巻線システム市場の世界シェア約40%(現状比4増)を目指す。また、電線・ケーブル製造関連装置とハーネス組み立て機の拡販にも取り組む」とし、今後必要な巻線の技術動向について「今後、電動モーターの数量が増えるため、導体断面積を有効に使える平角線が鍵になるだろう。絶縁皮膜の耐性や巻線の滑り性も重要になる。電線、巻線メーカーと協業を深めていきたい」と述べた。


銅建値 8万円上昇、102万円

08年7月以来の高値

国内の銅建値(㌧)は2月24日、8万円高騰し102万円となった。銅建値が100万円の大台を記録したのは、08年7月以来約12年半ぶりとなった。07年5月に記録した過去最高値105万円に迫る勢い。月内推定平均も91万8千100円となり前月比4万8千100円高になった。


住友電工通期予想

全て上方修正へ 車の営業益90億円増

住友電工は2月25日、2月3日に公表した通期連結業績予想を、売上高や全利益とも上方修正すると発表した。


フジクラ 超多心光コネクタ付配線

迅速な接続で施工短縮

フジクラはこのほど、同社のデータセンター(DC)間向け超多心光配線ソリューションに、超多心コネクタ付き光ケーブル配線を追加した。




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