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2021年2月8日

ニッチも携帯電話基地局用同軸 半導体製造装置用FA電線活況


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5Gインフラ 牽引 半導体 スーパーサイクルに再突入

携帯電話用高周波同軸と、半導体製造装置用FAロボット電線の市場が、大きく拡大しそうになってきた。高周波同軸は、5G用基地局整備が活況で、キャリアは22年3月まで少なくとも12万局の基地局を新設するためだ。一方、半導体がスーパーサイクルに再突入し、半導体製造装置用FAロボット電線の需要も好調。車載用半導体の供給不足も、中長期では追い風になるとされ、22年まで3年連続で半導体市場の拡大が続く見通しだ。


インタビュー新社長に聞く 東京特殊電線 川口 寛社長

ヒータ線事業 フル稼働近く、EVに期待 三層絶縁電線など増産視野

東京特殊電線の川口寛社長は、同社施策について「海外を含め伸びる市場に向けた製品戦略を考えている。基板検査用線材加工品のコンタクトプローブ、車載を含むヒータ線、三層絶縁電線などは生産能力増強、設備投資等を図りたい」とした上で「コンタクトプローブのターゲットは半導体や電子基板を用いる情通や自動車等のあらゆる市場。顧客が生産能力を増やせば、需要が増える。また、ヒータ線は足下、フル稼働に近づいてきた。欧米、中国でEV化が進むとされ、ヒータ線の需要増に期待し顧客の動向を注視している。同時に中国拠点の車載用ヒータ線事業も伸長させていく」と語った。


メタ研 諏訪氏 新エネルギーと電線産業

拡大する再エネ市場 温室効果ガス削減へ

日本メタル経済研究所主任研究員、諏訪政市氏の新レポートを今回から連載する。11年の福島原発事故で原子力安全神話が終焉して以降、世界各国は、再生可能エネルギーの普及・拡大へ大きく舵を切った。日本でも太陽光発電の建設ブームがあり、洋上風力発電も始まりつつある。


可塑剤と塩ビ 値上げ

VVF 3心×8sq(㎞) 2,145円がコスト高に

可塑剤メーカー大手3社のジェイ・プラスとシージーエスター、新日本理化が、フタル酸系可塑剤の値上げを相次いで打ち出した。値上げ幅と実施日は3社によってやや開きがあり、値上げ幅(㎏)は11円~15円、実施は2月10日~2月15日となった。


住友電工 11%減収、営業益39%減

3Q単期業績は、史上最高へ

住友電工の21年3月期第3四半期連結業績は、売上高2兆621億2千700万円(前年同期比11・1%減)、営業利益509億8千900万円(同39・8%減)、経常利益394億7千400万円(同55・6%減)、四半期純利益19億9千400万円(同96・1%減)と減収、大幅な減益となった。




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