ヒータ線事業 フル稼働近く、EVに期待 三層絶縁電線など増産視野
東京特殊電線の川口寛社長は、同社施策について「海外を含め伸びる市場に向けた製品戦略を考えている。基板検査用線材加工品のコンタクトプローブ、車載を含むヒータ線、三層絶縁電線などは生産能力増強、設備投資等を図りたい」とした上で「コンタクトプローブのターゲットは半導体や電子基板を用いる情通や自動車等のあらゆる市場。顧客が生産能力を増やせば、需要が増える。また、ヒータ線は足下、フル稼働に近づいてきた。欧米、中国でEV化が進むとされ、ヒータ線の需要増に期待し顧客の動向を注視している。同時に中国拠点の車載用ヒータ線事業も伸長させていく」と語った。
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