再編進捗、4合目 市場環境の変化へ柔軟対応 26FYビジョン 自動車と新規事業も拡大
昭和電線ホールディングスの長谷川隆代社長は共同取材で、事業再編について「20FYのうちに、19FYに決めた再編をやり遂げ、21FYに実施する再編の内容を決定したい。22FY中計の進捗は、山に例えれば4合目。計画通り進めば21年末頃には50点、5合目になるだろう。構造改革をさらに進め、短期的に収益性を高めるだけでなく、22FY中計、26FYビジョンの目標をクリアしていきたい。電装・コンポーネンツ事業部門では、取り扱い製品の見直しを図りながら、自動車分野へのシフトを推進している。この構造改革を21FY中に仕上げたい。車載用平角巻線は、一貫生産しており繁忙な状況である」とした一方、「22FY中計に続く26FYビジョンの頃には、市場情勢が変わる可能性がある。22FY中計は通過点であり、26FYビジョンに向けてポートフォリオを変える必要が出てくるかも知れない。例えば、自動車向け事業や新規事業を伸ばしたい。その際にも、電力は電力で伸ばす」と述べた。
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