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2021年2月1日

トップインタビュー 昭和電線HD 長谷川隆代社長


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再編進捗、4合目 市場環境の変化へ柔軟対応 26FYビジョン 自動車と新規事業も拡大

昭和電線ホールディングスの長谷川隆代社長は共同取材で、事業再編について「20FYのうちに、19FYに決めた再編をやり遂げ、21FYに実施する再編の内容を決定したい。22FY中計の進捗は、山に例えれば4合目。計画通り進めば21年末頃には50点、5合目になるだろう。構造改革をさらに進め、短期的に収益性を高めるだけでなく、22FY中計、26FYビジョンの目標をクリアしていきたい。電装・コンポーネンツ事業部門では、取り扱い製品の見直しを図りながら、自動車分野へのシフトを推進している。この構造改革を21FY中に仕上げたい。車載用平角巻線は、一貫生産しており繁忙な状況である」とした一方、「22FY中計に続く26FYビジョンの頃には、市場情勢が変わる可能性がある。22FY中計は通過点であり、26FYビジョンに向けてポートフォリオを変える必要が出てくるかも知れない。例えば、自動車向け事業や新規事業を伸ばしたい。その際にも、電力は電力で伸ばす」と述べた。


インタビュー新社長に聞く ABB 中島秀一郎新社長

車塗装の自動化、順調 外部配線に一層強靱化必要

ABBグループ日本法人ABBの中島秀一郎新社長は「今後、国内案件の一段の収益力アップと新規分野の開拓を目指す。1%でも顧客満足度を向上させたい。売上の6割を占める自動車塗装向け自動化需要は順調に推移し、電動化で需要が増加する部品メーカーなどは繁忙な模様」とした上で、同社が求めるFA・ロボットケーブルについて「捻れに強いケーブルや外部配線用に強靱化したケーブルが欲しい。また、ケーブルも限界の屈曲回数さえわかれば、そのビッグデータを活用して当社でもケーブルの交換時期が予測できる」と述べた。


海光電業 売上目標330億(10%増)、適正利益確保

収益改善 21FYの戦略 物流高を価格転嫁へ

独立系大手電線問屋である海光電業の20年度(21年1月20日締め)通期業績は、売上高300億円(前年度比7・4%減)と減収減益を計上。コロナ禍のなか営業面で制約があり、19年度業績が過去最大だった反動もあったが、受注残があったほか、期末にかけて非電線事業が健闘したため、売上高300億円の大台を確保した。ただ、減収な上、適正利益の確保が進まず、物流費高や切断・加工費の上昇分の価格転嫁も未達で、収益は苦戦した。一方、同社は21年度(22年1月20日締め)新事業計画を打ち出し、売上目標330億円(同10・0%増)の達成と収益改善を目指す。


日立金属第3Q累積業績

19%減収、営業損失 日立金属第3Q累積業績 電線材料は黒字確保

日立金属の21年3月期第3四半期連結業績は、売上収益5千414億300万円(前年同期比19・3%減)、調整後営業損失85億8千500万円(同―)、営業損失379億2千700万円(同―)、税引前四半期損失394億200万円(同―)、四半期損失339億4千万円(同―)、親会社株主に帰属する四半期損失337億1千900万円(同―)となった。新型コロナによる需要減少が響いた。


NOK 新社長に鶴正雄専務

土居社長は取締役へ

NOKは1月26日、新社長に鶴正雄専務取締役が4月1日付けで昇格すると発表した。




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