RR光ケーブルに傾注 22FY北米売上、2.5倍 400心も出荷量増、モロッコでも製造検討
古河電工の小林敬一社長は「5Gなどの進展により、情通トラフィック量が増大するなか、当社は、高付加価値な超多心ローラブルリボン(RR)光ケーブルの販促を強化する。22年度の北米RRケーブル売上高見通しは、19年度対比2・5倍となる見通し。RRケーブルは、外径29㎜(1・14インチ)で6千912心を実現しており、既設のDCで広く使用されている内径1・25インチの管路に挿入できるのが特長。これにより、DCの新規建設案件のみならず、既設の更新需要も、当社に強みがある」とした上で「6千912心など超多心の光ケーブル製造は国内で行っているが、海外拠点も技術力が上がり、米国では400心のRRケーブルを製造しており、確実に出荷数量は増えている。今後、モロッコでも400心を製造できるようにしたい。また、6千912心以上のニーズは、すぐではないがあるとみられ、1万心以上に関してもしっかりと研究開発を行っていく」と述べた。
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