ENEOSグループ 高付加価値 電力PEケーブル アジアシェア5割目指す シナジー発揮 トリプル増産
NUCの北原英一郎社長は「電線被覆用PE需要に追い風が吹く一方、同PEメーカーの大型設備投資は25年までないため23年以降、同PEなどの供給不足が懸念される。その中で同PEのタイムリーな増産を図りたい」とした上で、同社では「①HVDC新規設備を内製化し、増産した②セミコンは、半導電絶縁用向けに30%増産する③架橋PE絶縁材料も1系列増設し能力を倍増する」とした。また、25年頃にはアジアの高付加価値電力ケーブル市場向けで、シェア5割を目指す。「研究開発も含め一連の展開でENEOSグループの総合力も加味し、シナジー発揮に傾注する」方針も明らかにした。
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