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2020年11月16日

中堅電線7社決算 全社が減収に


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営業損益 減益6社、損失1社 新型コロナウィルスなど影響

中堅電線メーカー7社の20年度上期業績(一部2月期、暦年3Qなど)は、コロナ禍で全社が減収。営業損益では増益がゼロ、減益6社、損失1社となった。この減益のうち一桁の減少にとどまったのは、タツタ電線と東特電線の2社。タツタ電線は、販売構成と銅価変動影響の改善で電線ケーブル事業が大幅増益のため。東特電線は、スマホ用コンタクトプローブが好調でデバイス分野が増収増益となったことによる。


新任インタビュー 住友電工 産業電線事業本部長 寺尾俊彦氏

20年度予想減収減益も 下期出荷量は微増 ネシア子社、生産能力1・5倍へ

住友電工の寺尾俊彦・産業電線事業部長は、「20FYの当社業績見通しは、売上高が前年度比13%減となり減収減益を計画。コロナ禍の影響で上期は電設・市販ともに苦戦し出荷銅量は前年同期比15%減、下期は同微増を目指す」としたうえで「当社では、製品ブランド『S―FREE(エスフリー)』を立ち上げており、様々な戦略によってエスフリーの22FY出荷銅量は、19FY比2割増を目指す」と述べた。また、寺尾事業部長は「年率5%の成長を続けるインドネシアの電力インフラ強化を背景に、インドネシア連結子会社のスミ・インド社では、中圧CVケーブルの生産能力を5割増強する」とした。


東邦インターナショナル WIRE&CABLE WEB TOUR2020

完全オンラインのセミナーセッション ワイヤー・デュッセルドルフの代替目指す

独・ワイヤーショーをはじめとする様々な展示会が新型コロナウイルスの影響で中止となるなか、東邦インターナショナルは、世界の電線ケーブル製造設備機械関連の目玉商品の情報に、日本に居ながらアクセスできる完全オンラインのセミナーセッションを開催する。


財務省調べ通関実績 9月輸出8・7千トン(8%減)

光ケーブル 韓、タイ向け減少 中国は機器用電線など増加

財務省がまとめた輸出入通関実績(輸入8月分、輸出9月分)によると、輸入は2万7千956㌧(前年同月比7・8%減)となり、19年10月以来11カ月マイナスが続く。8月分の輸出と比べ1万9千468㌧の輸入超過となった。機器用電線などの中国、ベトナムからのアウト―インが増えたが、自動車生産台数の減少などを受けてWHのアウト―インが減少した。


古河電工 コロナで800億円減収

22%減収、純益74%減

古河電工の21年3月期上期業績は、売上高3千544億6千900万円(前年同期比22・1%減)、営業損失33億3千700万円(同―)、経常損失59億5千100万円(同―)、四半期純利益15億7千万円(同74・2%減)と減収損失になった。




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