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2020年11月2日

トップインタビュー 矢崎エナジーシステム 矢﨑航社長


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コロナも、矢崎らしく 20年6月期電線 減収増益、出荷計画比2・6%増 20年6月下旬まで件名先物案件健闘

矢崎エナジーシステムの矢﨑航社長はコロナ禍の状況について「20年6月末(58期)の通期当社全体の決算(タイ矢崎除く)は、減収増益になった。売上高割合が高い電線事業部門が減収増益になったのが影響した。また、出荷銅量は前期比並みで計画比2・6%増加となった。今年6月下旬までは件名先物案件が健闘するなどコロナ禍の影響をあまり受けず、銅量では業界水準を上回った。また、SFCC社設立に伴う再編やコロナ禍で、顧客に影響が及ばないようにフォローに取り組んだ。再編よりも、コロナ禍での顧客の色々なサービス依頼の方が多く、様々な顧客に対し一つひとつ丁寧に対応し、矢崎らしさを発揮できるよう尽力した」と述べた。次期に関しては「59期の電線事業の売上高は、前年度比10%未満の減に留めるため、社員一丸となって取り組む」と述べた。


そこが聞きたい 住友電工 西田光男 代取副社長

AIH&コネクタ世界トップ 25年時の立上げ車種 アルミ搭載率約50% WH=チュニジアに新工場、メキシコで増員も

住友電工の西田光男・代表取締役副社長は「数年前に車載用コネクタの当社シェアは、世界トップレベルになった。また、アルミハーネス(AlH)も10年以来、累計15億回路以上出荷しノントラブルであり世界シェア№1。25、26年には多くの新車にAlHが導入され、25年時点の立上げ車種でアルミ搭載率約50%を見込む。今後の需要増に応じ、アジアでアルミ電線の生産能力を増強する予定」と述べた。また、海外のWH製造能力の増強について「比国でWHとともに、自動車用電線の増産や高圧部品の製造も行う。さらにチュニジアの首都チュニス近郊で、2拠点目になるWH工場を設ける。最初は小規模だが、次第に増員を図る。また、メキシコには約10工場あり、だいぶ生産能力をアップしてきたが、非日系向けに一部増員を図るかも知れない」と語った。


日立金属 25%減収、損失へ

コロナ禍で車など苦戦

日立金属の21年3月期中間連結業績は、売上収益3千408億3千100万円(前年同期比25・4%減)、調整後営業損失123億6千400万円(同―)、営業損失385億6千500万円(同―)、税引前当期損失395億3千700万円(同―)、四半期損失333億3千万円(同―)。4セグメントすべてが減収損失になった。


電線工業会 貯線型 連続伸線機など紹介

宮﨑機械の工場見学

電線工業会の大阪支部技術研究会は10月23日、大阪府貝塚市の宮﨑機械システムで工場見学会を開催した。同研究会は今年で設立48年目。今回は510回目の行事となり、計20人が参加した。


主要7部門別出荷 日本電線工業会調べ

20FY上期29・6万t(15・3%減)、52年ぶり低水準

増加は通信(1.8%増)のみ 建販は14.7万t(15.2%減)減速




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