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2020年10月19・26日

そこが聞きたい 住友電工 西田光男 代取副社長


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大変革時代好機到来 19FYWHシェア24%世界№1、22FYも増進 目標=WHをコアにした自動車部品システムインテグレーター

住友電工の西田光男代表取締役副社長は、同社自動車事業について「中計策定の18年頃とクルマ市場が、変化し臨機応変な見直しが必要。イメージとしては『ワイヤーハーネス(WH)をコアにした自動車部品のシステムインテグレーター』としたい。また、自動車に関わるモーター用巻線事業分野、CASE向けなどの高速情通事業分野等を当事業本部が主管する」方針を示したうえで「自動車の大変革時代を好機到来ととらえ、従来枠にとらわれずコンセプト・企画と技術開発を一貫して行いながら新製品の創出を目指す」とした。また、同社のグローバルWHシェアは「19FYが24%で世界№1。22FYは、コロナの状況次第だが、既に受注した車種などを勘案すると増える見通し。一方、自動車用電線ケーブル生産量は、22FYには20FY比で15~20%の増加を見込む」と述べた。


トップインタビュー NTT AS研究所 青柳雄二所長

IOWN構想実現へ 働き方、生活様式が変化 柔軟なスマート社会構築

NTTアクセスサービスシステム研究所(AS研)の青柳雄二所長は、「今年のテーマは『スマートな社会を実現するアクセスネットワーク~IOWN構想を実現する革新技術と事業へ貢献する先端技術~』とした。働き方や生活が大きく変化するなか、スマートな社会の実現を目指し、社会の変化に対応して人や企業の活動を支えるアクセスネットワークをより発展させたいという思いを込めた。AS研の技術展示は47件(前年比7・8%減)となる見込み。今回はオンライン開催だが、逆にその特長を活かし、展示やイベントの録画は11月30日まで閲覧できるようになった」と述べた。(取材協力姉妹紙『オプトコム』)


インタビュー新社長に聞く KUKA Japan 大田紘社長

20年後半、種まきへ ニーズは省人化

独・KUKAロボティクス事業部に属するKUKA Japanの大田紘新社長は「20暦年通期単体業績見通しは、非常に厳しい。自動車分野や三品など全産業のユーザーが設備投資を先送りし、20年後半の投資案件が21年にスライドした。先行きの見通しは難しい」とした上で「ただ、中小企業の省人化ニーズは根強い。クルマの電動化と5G関連、半導体製造装置メーカーの投資も追い風が吹く。この下期は、種まきの時期になるだろう。これまで当社のラインナップになかったスカラ(水平多関節)ロボットの拡販に傾注する。同時に、当社のブランドの信頼性を一層高める」とした。


明電舎 EVモーター新工場が稼働

甲府の年産37万個(85%増)

明電舎は19日、山梨県の完全子会社・甲府明電舎内にあるEVモーター新工場が完成し、稼働式を行ったと発表した。投資金額は約26億円。これにより、甲府明電舎のEVモーターの年産能力は37万個(従来比85%増)となり、拡大するEV需要に対応していく。今後、求められる巻線の技術動向に関し、同社は「丸線と平角線はモーター用途で使い分けていくべきであり、当社は、モーターメーカーとして、両方に対応していく」とした。


関西通信電線 エコUTP・CAT6A

ギガスク向けに最適

関西通信電線は10月末から、エコ仕様CAT6AのLANケーブル「EM―UTP―C6A」を上市すると発表した。




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