洋上風力拡大など見据え 低コストで水深500m級 電線の海底敷設必要
住友電工は、3芯深海直流ケーブルの研究開発に取り組んでいる。これは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した20FY「多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発」に伴う「直流深海ケーブルの開発」に採択されたもの。19年4月に施行した再エネ海域利用法によって、日本近海で進む洋上風力導入拡大などを見据え、水深500m級の深海域に適した「3芯深海直流ケーブル」と関連技術を開発するのが主眼。その際に従来の「水深300m級深海ケーブル」と同等コストで生産し、敷設することがテーマだ。
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