コロナ禍など20FYは需要一服感 漏洩同軸+IOTシステム等に傾注
フジクラ・ダイヤケーブルの久下忠利社長は、「19FYは売上高739億8千万円(前年度比5・2%増)、営業利益28億3千万円(同2・7倍)となり、五輪案件や首都圏再開発などで建販電線等が好調だった。一方、20FY事業計画は建販市場の一服にコロナ禍も重なり、減収減益の見通し」とした上で「電力ケーブルの活線絶縁診断装置などに注力したい。これはメイン顧客の石化メーカーやカーメーカー以外の民生分野向けなどで需要の裾野が広がってきた。また、漏洩同軸を用いたIoTシステムの拡販も促進する。RFIDタグを活用し出荷確認や在庫管理などに最適だ。従来の電力、通信、鉄道などの他の分野、用途の顧客から引き合いが増えてきた」と語った。
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