CASE向け リボン線 量産投資 5G基地局DC用など 通信インフラ需要、本格化
古河マグネットワイヤの長谷川繁幸社長は、リモート・書面取材の中で「20年度はコロナ禍の影響を受けるが、自動車のCASE拡大、通信インフラ整備の進展傾向は変わらない」とした上で、この情勢下、「リボン線と極細SUS鋼線に注力する。リボン線は5G基地局やDC等の通信インフラ用に本格採用も始まってきた。リボン線は、インダクタの一層の小型化・高効率化に向け真四角タイプや薄皮膜品、高耐熱品の開発を行っている。これに応じて量産設備投資を行う予定。また、極細SUS鋼線は、印刷精度向上に向けφ10μ未満のシングルミクロン超極細線の開発を進め、これに即し生産能力増と生産効率の向上を目的に設備投資を計画している」とした。
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