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2020年9月7日

CAT6Aが主流へ


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10Gスクール牽引 LANケーブルメーカー大手繁忙

GIGAスクール構想で、LANケーブル需要の主役は、Cat5eからCAT6Aに一気に代わる見通しとなった。予算上、Cat5e配線で整備する学校もある。ただ、ルータなどの機器と比べ、校内LAN配線は簡単に変更できない。5GやWi―Fi6など通信技術が進む情勢下、授業環境を優先し、数年先を見越して10Gbps配線を構築する学校が増えたためだ。それにはCAT6Aが最適。これを裏付けるように、LANケーブルメーカー大手のCAT6A生産ラインは、軒並みフル操業を持続している。


トップインタビュー イグス 北川邦彦社長

ロボットケーブル コロナ禍 次の一手 栃木に新倉庫、能力1.2倍

イグスの北川邦彦社長は、「当社(日本法人)の20暦年上期(1~6月)国内単体売上高は前年同期比で数%減少した。医療、半導体、協働ロボット、IoT等で特需が発生した。しかし、工作機械、一般産機向けは受注が減少した」とした上で、具体的な課題は「新型コロナ後の急激な需要の立ち上がりに対応できる供給態勢の構築に傾注する。第5(新)倉庫を那須烏山市に建設した。新倉庫は、第1組立て加工・工場(1階平屋建て、延べ床面積4千㎡)の約1・2倍の在庫能力を備えた。需要の回復に向け、ケーブル、ケーブルベア、ベアリングの在庫を増やす」と述べた。


インタビュー新社長に聞く 古河電工産業電線 白坂有生社長

機能線を重視、下記挽回に期待 メルマガ集客 アルミケーブル研修会

古河電工産業電線の白坂有生・新社長は「19FYは売上高270億円(前年度並み)、営業増益(前年度比約50%増)となり、好調な機能線事業が牽引した。20FYはコロナ禍で先が読みにくいが、下期の挽回に期待し、売上高210億円(同約3割減)、純損益で黒字を確保したい」とした。機能線事業について「長年取り組んできた差別化製品を一つでも多く開花させたい。また、コロナ禍の中デジタルマーケティングを進め、サブコンなどを軸に、約2千人にメルマガ配信で『らくらくアルミケーブルオンライン説明会』の参加者を募集し、2回の開催で延べ100人以上が参加した。今後も、メルマガ配信やオンライン、オフラインでの研修会などは継続する予定」と述べた。


古河AS 車AIWH

越南に加工拠点新設 21年8月量産、日・北米向け

古河ASは2日、自動車用ワイヤーハーネス(WH)の加工・組立て工場を、ベトナム南部のビン・ミン工業団地に設立したと発表した。新拠点名はフルカワオートモーティブシステムズ・ビン・ロン・ベトナム(FAVV、代表者山本崇氏)。日系自動車メーカーの日本と北米での車種立ち上げに対応し、21年8月に自動車用アルミ(合金)WHの量産を開始する。売上目標は23年度で220億円。新工場の設備投資額は約80億円とした。


NTT 今年はオンライン開催 

つくばフォーラム2020

NTTの技術系プライベート展示会「つくばフォーラム2020」(主催NTT、共催通信電線線材協会、全通協など、後援NTT東日本、NTT西日本など)が10月29日、30日の両日、開催される。今年は、新型コロナウイルス対応として、例年会場としている筑波研究開発センタ(つくば市)では行わず、「つくばフォーラム2020 ONLINE」と題し、オンラインで実施する。また、展示期間は10月29日~11月30日とした。




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