平角線ダイス生産性向上策 年内に革新技術確立 狙いはニッチNo1製品の増加
アライドマテリアルの山縣一夫・新社長は「ニッチトップ製品は現状、数十だが、さらに増やす。活況な医療や情通と、自動車分野などコロナ禍明けに伸びそうな市場に傾注する」とした。また、電線用含む伸線ダイヤダイスの同社シェアは、国内7割近く、世界で2割弱を占め№1であり、山縣社長は「(コロナ禍アクシデントを除き)車の生産台数に応じ、平角線用の伸線ダイス出荷量が増加。電線用伸線ダイス事業で、平角線ダイスは将来、主柱の一つに成長しそう。この製造の手間は、一般的な丸線に比べ3倍~5倍超掛かり、付加価値製品になる。従って平角線ダイスの生産性向上などを図る。その革新的な製造技術を年内目処に確立させたい」と述べた。同社の顧客数は数千で、多岐の産業に及ぶ。その分、ビジネスチャンスも多い。ただ、ボリューム市場より、ユニークな加工技術を武器にニッチ市場を狙う方針だ。
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