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2020年8月3日

フジクラ光ケーブル SWR/WTC好調、品不足に


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20FY出荷量18FY対比1.5倍超目指す 佐倉事業所米国AFL ニーズ捉え増産

フジクラは逆境、コロナ禍のさなか情通事業の再編に動き出した。この中核が、間欠固定型光ファイバを実装したスパイダー・ウェブ・リボン(SWR)/高密度光ケーブル(ラッピング・チューブ・ケーブル=WTC)。SWR/WTCは、性能・品質・信頼性・敷設作業性に優れ、英BT社が採用するなど、この分野で業界トップをひた走る。需要に供給が間に合わないほど好調だ。世界的に5G、光網の整備やハイパースケールDC等の需要が拡大し、情通量が急伸する。その一方、コロナ禍で光網敷設に影響が出ている情勢下、特に作業性が良好なSWR/WTCは、世界の主流とされるルースチューブ市場に、いかに、進出していくのか、グローバルキャリア/OTT(オーバーザトップ)等から注目されている。


そこが聞きたい ビックケミー・J 小川康治部長

20CY上期連結見通 2.2億?(10%減) コロナ禍も積極提案継続

巻線用ワニスメーカーのビックケミー・ジャパンエランタス事業部の小川康治部長は、「20暦年上期(1~5月実績、6月推定)連結業績見通しは2億2千万ユーロ(前年同期比10%減)とした。新型コロナで、世界の家電、FA、自動車向け巻線需要が減少した」とした上で、今後の国内展開は「日系巻線メーカーなどへの海外現地調達提案を積極的に行う。今後の国内巻線用ワニスメーカーの動向は不透明だが、当社には豊富な品揃えがあり、ユーザーのニーズに寄り添う提案が行えるだろう。ただ、当社は国内に製造拠点がなく、その場合は品種、生産量ともに最適な態勢を構築する」と述べた。


電線工業会調べ主要部門別出荷

20CY上期推定31.28万t(8.8%減)コロナ響く

通信、電力を除き、減少 09年上のリーマン並みに


住友電工 31%減収、営業損失

コロナ禍で車用WH減少

住友電工の21年3月期第1四半期連結業績は、5千152億6千600万円(前年同期比31・1%減)、営業損失371億6千300万円(同―)、経常損失421億5千400万円(同―)、四半期純損失414億9千700万円(同―)となった。情通事業は増収増益となったが、自動車用WHなどが減少したのが響いた。


関通電線 HDMI光ケーブル上市

4K60P、18Gbps対応

 関西通信電線は8月から、新製品のHDMI光ケーブル「HDMI―AOC Ver2・0」の販売を開始した。




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