三菱マテリアル・メクセル 平角巻線と部品で事業拡大
中細物 EV、FA、医療へ 電着で売上1.5~2倍目指す
三菱マテリアルは、平角巻線「メクセル」と、その電着技術を活かした屈曲形状の絶縁部品の2本柱に傾注する。メクセルは中細物を中心に、EV用インホイールモーター向けなどの新規市場を開拓し、数年で19年度比1・5~2倍の売上を目指す。一方、開発中の絶縁平角部品については、自動車のメインモーターなどに使用されるU字型コイルなどで、丸線や平角巻線からの置き換えを狙う。独自の電着技術で付加価値品を拡大する。
20年度目標 『減収増益』アルミ分岐ケーブル拡大
今年創業70周年を迎えた西日本電線の鈴木貞二代表取締役社長は「20年度は減収増益と高いハードルの計画を立てた。アルミ分岐ケーブルや宮崎大学と共同で開発を進めてきた高圧地中線の劣化診断システムなど新製品やサービス分野の拡大で目標を必達したい。5G案件とトンネルのLED化は前期からの好調が継続するだろう。また、安全を軸に種々の改革を通じ、社内のリーダーシップ教育も進めている。また、モノ作りを究めるため、次期中期で理想の工場実現へ向けてグランドデザインを描いていく」と語った。
営業利益(連結39・9%増)、(単体6・6%増)とも続いて増益
総売上4332億円、10.1%増 海底線など電力事業 好調
日系の19CY海外生産7345億円(14%減)
FPC 4874億円(18%減)、アジア低調スマホ、車載向け減少
横型簡易巻取機KREFL
ワイヤーストリッパーやケーブルカッターなどを手掛ける電線ケーブル加工機メーカーの大川三基は、「横型簡易巻取機OSTAモデルKREFLシリーズ」を新開発し、本格展開をスタートした。