20FY出荷目標 7.5万㌧弱(19FY並み)黒字化 物流改善、流通と協業も
住電日立ケーブルの門田徹也社長は本紙・インタビューの中で「当社が年度初めに(切断・加工含む)物流費高騰分の価格改定を実施した効果も重なり、19年度業績は売上高719億円(前年度比0・3%増)、営業利益12億5千万円(―)と微増収、黒字転換した」とした上で、20年度の見通しは「厳しい情勢下ではあるが、20年度は、出荷銅量19年度並みの7万5千㌧弱必達を目指し、黒字計上を図る。また、配送や在庫運営に必要な倉庫費用の圧縮が最大の課題。在庫品種や納入日数で、ユーザーに迷惑が掛からないように妥協点を見いだしたい。各地域の流通の方々との協業も視野に入れながら、従来にない新選択肢を設けて、検討して行く。『現状維持』に解は無い」と述べた。
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