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2020年6月8日

FA・ロボット電線ケーブル市場 来年度はV字回復の兆し


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コロナ禍 人手作業リスク顕在化 農業、業務サービス分野に拡大

FA・ロボット電線ケーブルの20年度需要は、 新型コロナの感染拡大で鈍化するも、21年度頃にはV字回復が見込める。むしろコロナ禍で人手作業リスクが顕在化し、ロボット・自動化が加速すると同時にFA・ロボット電線ケーブル市場が拡大する見通し。需要の主力は、EVを含む自動車分野だが、半導体・電気電子部品、医療・医薬、食品、化粧品、衛生用品などファクトリー向けに加え、無人航空機とドローン分野を含む農業用ロボット市場や物流・搬送やオフィス協業ロボット等に一気に拡大しそうな見通し。


礎電線 φ20umカーボンナノチューブ製 耐熱エナメル線を日本で初開発

用途多彩銅より軽く、小さな抵抗 コイルも製品化、サンプル出荷

礎電線が今回、開発した「耐熱エナメルCNT(カーボンナノチューブ)線」は、微小なCNTを集めた糸でできており20μm以上の線になっている。人の指で強く触れると、間違いなく切れてしまう細さ。ただ、空中に舞うほどの極細エナメル巻線を生産する同社にとっては、さほど難しい技術ではなかった。


インタビュー新社長に聞く 明清産業 山田徹社長

繊維シートプローブ編組材に注力 銅箔径Φ50μ拡販へ

 ―新社長就任にあたって抱負は?
「当社は、電話機用カールコードや家庭用ゲーム機のコントローラーケーブル向けなどの銅箔糸事業を祖業とし、電線業界のみならず、繊維業界など幅広い分野に向けて高付加価値なものづくりを心がけてきた。今後も高付加価値な製品で、ユーザーに寄り添っていきたい」


昭和電線 Ⅴ字成長見込む 26FY売上2100億円、営業益率7%超

コロナ響き、20FY営業益3割減 22FY経常95億円 22%増(19FY比)

昭和電線ホールディングスは、20年度事業計画、22年度中期経営計画、ビジョン26を打ち出した。計画では、20年度が売上高1千620億円(19年度比5・3%減)、営業利益60億円(同30・2%減)とコロナ禍の影響で一旦減収減益となる。しかし、22年度には売上高2千億円(19年度比16・9%増)、営業利益100億円(同16・3%増)と伸長し、26年度はさらに伸び売上高2千100億円(19年度比22・7%増)、営業利益150億円(同74・4%増)とした。22年度以降、V字成長を見込んでいる。


行田電線 新社長に行田史朗氏 

貞生社長は代取会長へ

行田電線は5月1日付けで役員人事を決めた。代表取締役社長に行田史朗・常務取締役グローバルビジネス社カンパニー社長が就任した。




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